ふたたび青空へ飛びあがった赤は、再生の色

本シリーズならではの、設定と背景と心理の精緻な描写。
それによって、時代の流れに逐われた悲しみ、父子の感情のしこりといったテーマがリアリティをもって浮かび上がってきます。
それだけに、後半の展開は痛快な希望として、まさに空へと舞いあがるはず。
未来の、南半球の空に、メリークリスマス!

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