概要
刹那の会話が、夜を彩る。
お盆休み、父親の実家に帰省していたちほ。
親戚たちから質問攻めされる日々に辟易していた彼女はある日、縁側に座っている、見目麗しい従妹とささいな会話を交わすことになって…………。
親戚たちから質問攻めされる日々に辟易していた彼女はある日、縁側に座っている、見目麗しい従妹とささいな会話を交わすことになって…………。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!確かに百合の萌芽を感じる。これは百合です。
#ジャンルが現代ドラマですが、友情ではなく恋愛文脈だと思って読みました。
解釈不一致だったら申し訳ありません。
描写がとても丁寧で、素晴らしいです。
文が詰まり気味なのに、くどくなく、読みやすく感じます。
そして仄かな非日常を日常的に描く中で、さらっと差し込まれる違和。
この二人、とても距離が近い。
縮めようとする確かな意思と、同性であることを踏み越える感性を感じます。
女子大生という歳、異年齢、住むところも異なり、関係性は遠い。
中学生くらいの同年齢の子が、親戚の家で会った話ではないのです。
共通点は少なく、なのに視点は確かに相手に吸い寄せられていて。
相手の子は、明らかに仲良…続きを読む