■第四章の登場人物・用語・イラスト集■

※多くのネタバレを含みますので、まだ四章までを未読の方はご注意ください。


一、二、三章のみしか登場していない人物や用語は含まれてませんので、そちらは『第三章までの登場人物・用語・イラスト集』をご覧ください。

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■■■異世界年表■■■


100年前

・聖女セレスティア (16)を含む勇者パーティが旧魔王軍を壊滅させ、人類につかの間の平和が訪れる。


88年前

・武神ガーライル誕生。

・光の賢者ワーズワース誕生。


86年前

・とある田舎村で、アネッサとベームシュタインが誕生。


66年前

・ベームシュタイン (20)が人類と魔族の共存を夢見て、国を興す。


60年前

・ベームシュタイン (26)、人類に反旗を翻し勇者に討たれる。国はたったの6年で滅び、"悪逆王"と呼ばれ、人々に蔑まれる。

・新たな魔王が誕生。


55年前

・ヘイトマンが誕生。


52年前

・ガーライル (36)、拳の王印を授かり拳王となる。南天流武術を興し、世界にその名を轟かせる。


45年前

・マキナ誕生。


35年前

・ヘイトマン (20)、自分の能力に気付き、人々を殺してアイテムに変え始める。

・ナロウ、アルトラルディアに転移する。


30年前

・アックス誕生。


28年前

・ヘイトマン (27)、聖女セレスティア (88)と出会い、聖なるアイテム師として活動を始める。


26年前

・聖女セレスティア (90)が寿命により死亡。ヘイトマン (29)の力によって賢者の石へと姿を変える。

・ヘイトマン、エルフの女王ディアーナと出会う。


25年前

・ヘイトマン (30)、ネラトーレル王国にて処刑される。最後にその身体をクリムゾンハートへと変える。

・リステル魔法王国が急速に発展しはじめる。


24年前

・ソフィアとミリアムが誕生。


20年前

・ソフィア (4)、前世の山田高雄の記憶を思い出す。すでに両親も他界しており、男に媚びを売って生き始める。

・リリィ誕生

・サンクサイウ王国が建国される。


14年前

・ソフィア (10)、山賊に襲われ、"スキルコピー"の本質に気づく。

・ソフィア、メリエールに拾われて世界を周る。


12年前

・ソフィア (12)、メリエールと別れ、南天流の総本部道場でガーライルに弟子入りする。


10年前

・アックス (20)、武王祭でリリィ (10)に完膚なきまで打ちのめされ、その心を折られる。

・ソフィア (14)、ナロウ率いる特級冒険者パーティに一時的に加入。"不老"のギフトを入手し、その肉体が14歳のままで止まる。

・ソフィア、リステル魔法学園に入学、ミリアムと出会う。


8年前

・ソフィア (16)とミリアム (16)が魔法学園を卒業。それぞれの旅路へと出る。


 【挿絵】

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093078251311255


3年前

・ソフィア (21)、水神ヴァルガリスを討伐し、特級冒険者へと昇格。ミステール王国を拠点に活動をはじめる。


2年前

・ソフィア (22)、南天流総帥ガーライル (86)から拳の王印を継承し、拳王となる。


1年前

・ソフィア (23)、突如銃の王印が発現。銃王となる。


本編開始

・ソフィア (24)、魔王軍四天王"宵闇"のイヴァルドを討伐。世界は急速に変化を始める。

・ソフィア、転移のギフトを手に入れ、飯が不味いので日本に帰る。



■■■登場キャラ(主人公)■■■


●ソフィア・ソレル

 世界に7人しかいない特級冒険者の1人。

 二つ名は【サウザンドウィッチ】。

 主人公で、元日本人の男子高校生である転生者。

 現在の年齢は24歳だが、外見年齢は14歳。

 腰よりも長く美しい黒灰色の髪に、輝くような金眼をした美少女。

 身長は150センチにも満たず、顔立ちも幼いが、胸と腰とお尻はボン、キュッ、ボンという、いわゆるロリ巨乳体型。

 唐突に意味もない嘘を吐く悪癖があるが、悪質な嘘はつかない。

 魔王軍の四天王の1人である、サキュバスの女王メリエールに、2年にも渡ってエッチな訓練を受けた為、エッチなテクニックにめちゃくちゃ長けている。

 一部では"リトルサキュバス"と呼ばれるほど。



◎特殊能力

【スキルコピー】

 ※詳細は『第二章までの登場人物・用語・イラスト集』を参照。


【女神のギフト】

・身体強化系

 肉体強化、魔力強化、肉体限界突破、超再生、魔力限界突破、魔力自動回復、視力強化、聴覚強化、嗅覚強化、反射神経強化、骨強度強化、皮膚強度強化、筋繊維強度強化、内臓強度強化、動体視力強化、思考速度上昇、無尽蔵のスタミナ、不老、超免疫、霊視、メンタルガード、両利き


・才能系

 拳才、足技の才能、格闘技の才能、武術の才能、関節技の才能、投げ技の才能、受け技の才能、呼吸法の才能、魔法の才能、魔力操作の才能、闘気操作の才能、魔力感知の才能、暗殺者の才能、精神集中の才能、先見の明、天才肌、技能習得速度上昇、斧の才能、剣の才能、槍の才能、二刀の才能、絵の才能、言語適性、料理の才能


・魔法系

 火魔法、水魔法、氷魔法、土魔法、風魔法、光魔法、闇魔法、神聖魔法、無属性魔法


・特殊能力系

 次元収納、逆行する世界、ミラクルボイス、保管する左手と解放の右手、アイテム化、転移・改、魔糸


【スキル】

 アイテム鑑定


【王印】

 拳の王印、斧の王印、銃の王印



 ※上記は四章までで判明している者のみ。



◎装備

・収納チョーカー

 衣服を格納して、一瞬で着替えることができるマジックアイテム。

 本来はかなりの容量があるが、ソフィアは伝説級装備である天衣五宝を全て収納しているため、それだけで満杯である。


・天衣五宝

 其の一――???

 其の二――武天舞神楽

 其の三――慈愛の聖衣

 其の四――聖天大魔導

 其の五――巫天式鬼神


・次元収納内の様々なマジックアイテム

 ソフィアが特級冒険者として、世界中を旅して集めた、不思議で便利なレアアイテムが、まるで未来から来た青タヌキロボットのポケットのように、大量の収納されている。




■■■登場キャラ(特級冒険者)■■■


●ソフィア・ソレル

 ※詳細は『登場キャラ(主人公)』を参照。


●リリィ


  【挿絵】

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818023213148518317


 世界に7人しかいない特級冒険者の1人。

 二つ名は【百合剣姫】。

 絶世の美女だが、世の中の男は全て死すべき存在であり、女は女同士愛し合うべきだと本気で主張しているヤバい奴。

 ガチ百合で、ちょっとロリコン入ってて、更に巨乳好きとかいう性癖のデパートみたいな女。

 ソフィアがストライクゾーンのど真ん中もど真ん中で、いい関係になりたいと猛烈にアプローチしている。

 まだ剣を持ったばかりの小さな少女だった頃に、アックスを完膚なきまで叩きのめして、心を折った張本人。


●ヨハン


  【挿絵】

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818023211716589575


 世界に7人しかいない特級冒険者の1人。

 二つ名は【童帝】。

 大国の第一王子でありながら、自家発電に異様なこだわりがあり、決して女性と交わるべからずを信条とし、世界各国のエロ本を収集しているヤバい奴。

 映像を記録できる魔道具を複数所持していて、それを使ったエロ本を販売している。

 女性からは白い目で見られているが、男性からはエロの伝道師として、神のごとく崇め奉られている。


●マキナ


  【挿絵】

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818023213040914803


 世界に7人しかいない特級冒険者の1人。

 二つ名は【アイテムコレクター】。

 水色の髪をツーサイドアップにしており、身長は140センチほどの、常に眠そうな目をしている、ゴスロリ服を身に纏った女性。

 実年齢は40歳を優に超えているらしいが、見た目は10代前半の美少女にしか見えない。

 珍しいアイテムとみれば、どんな手段を講じてでも手に入れようとするヤバい奴。

 世界で一番と名高いアイテム師で、レアなモンスターを持っていくと、ほぼ外れなく、高品質な魔道具を創り出してくれる。

 ただし、物凄いアイテムキチなので、激レアアイテムが誕生した場合、その所有権を巡って血みどろの争奪戦が繰り広げられることも少なくない。

 また、超一流のゴーレムマスターでもあり、魔導人形のトマリを筆頭に、様々なゴーレムを生み出して使役している。


●ナロウ


  【挿絵】

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093075102083990


 世界に7人しかいない特級冒険者の1人。

 二つ名は【不死者ノスフェラトゥ】。

 本名は名楼なろう智衣斗ちいと

 地球からの異世界転移者。

 不老と不死身の肉体を併せ持つ、"不老不死"の超レアギフトを所持する。

 黒髪に黒目、真っ黒な服に黒いマント。背中には2本の黒い剣というテンプレ厨二病装備に身を包んでいる。

 大勢の美女美少女を侍らせているハーレム野郎。

 実は、変わり者ばかりの特級冒険者の中で一番の常識人。


●ゲイリー

 世界に7人しかいない特級冒険者の1人。

 二つ名は【天雷の魔法騎士】。

 フルネームはゲイリー・スメイギラ。

 アストラルディアでは一番と言われる、雷魔法の使い手。

 男には非常に優しいが、大の女嫌いで、特に巨乳が大嫌いだと豪語している。

 そのため、ソフィアの天敵とも言える相手であり、彼女が彼を誘惑した際は、ブチ切れてめちゃくちゃな罵倒を浴びせた。


●???

 世界に7人しかいない特級冒険者最後の1人。

 その正体はまだ謎に包まれている。


●ルキシン


  【挿絵】

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093073437741620


 全身を黒ずくめで統一した、鋭い眼光が特徴的な細身の男。

 1級冒険者の中でも圧倒的な実力を持つ人物で、そのナイフで相手を一撃の元に葬ることから【兇刃】という二つ名を持つ。

 武王祭で優勝したことによって、特級冒険者に推薦されることとなった。 

 実は殺し屋の里で生まれ育った殺しのエリートで、超凄腕のアサシン。

 短剣の王印を持つ短剣王。

 特級冒険者に認定される直前に、ソフィアに挑んでその命を落とした。


●オクタヴィア


  【挿絵】

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093077143349294


 元特級冒険者で、二つ名は【神速】。

 かつては強く、美しく、そして気高い女性だったが、老いには勝てず、晩年は狂人となり、病院で寝たきりになっていた。

 そこでグリムリーヴァに魔人の角を埋め込まれ、魔王軍八鬼衆の1人となって復活を遂げる。



■■■登場キャラ(魔王軍四天王)■■■


●イヴァルド

 魔王軍四天王の1人。

 二つ名は【宵闇】。

 身長190センチくらいで、体格もしっかりとしている細マッチョ。

 顔立ちは非常に整っており、黒いマントと鋭い牙も相まって、ザ・ヴァンパイアと言った風貌をしている。

 美しい女が老いて朽ちて行く姿を見ることを至上の喜びとする変態。

 体を霧状に変化させることもでき、その状態での飛行も可能。

 また、相手を老化させる黒煙を放つ魔剣"宵闇"を所持しており、特級冒険者でも単独で倒すことは難しいほどの力を持つ。


●グリムリーヴァ


  【挿絵】

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16817330668263065415


 魔王軍四天王の1人。

 二つ名は【狡智】。

 魔王軍の参謀的役割を担ってる、魔王に次ぐ優先討伐対象。

 戦闘能力は四天王最弱だが、非常に頭が切れる、マッドサイエンティストみたいな奴。

 あらゆる手段で人類を苦しめてきた魔王軍の中でも、一際残虐かつ悪辣な魔族として有名で、まさに"人類の敵"と呼ぶにふさわしい存在。

 だが、その容貌は、人々の想像とはかけ離れた美しい少女。

 小柄な体格で、顔立ちも非常に幼い、美しい紫の毛並みと、同じ色の瞳が特徴的なキツネの魔族。


●ギドガドス

 魔王軍四天王の1人。

 二つ名は【要塞】。

 竜人の魔族だが、詳細は不明。


●メリエール


  【挿絵】

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093073930196559


 魔王軍四天王の1人。

 二つ名は【友愛】。

 ピンクの髪にピンクの瞳、声もピンクで、神がかったエッチなプロポーションをしている。

 サキュバスの魔族で、人々に愛を注ぐことを使命としている。

 人類の敵であるはずだが、やってることはむしろ真逆。

 古今東西のあらゆる武器を使いこなし、その中でも体術は別格の超絶技巧。

 魔族でも一二を争うほど有名な存在で、その実力は魔王軍四天王最強と名高い。

 ソフィアの異世界人生にもっとも大きな影響を残した人物。



■■■登場キャラ(魔王軍八鬼衆)■■■


●ミリアム


  【挿絵】

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093077393665831


 エルフの女王ディアーナとヘイトマンの間に産まれたハーフエルフ。

 褐色の肌に赤い瞳、そしてエルフでありながらその容姿は全く美しくない。

 四大元素魔法という火、水、風、土の四大属性全てを操ることができるギフトと、膨大な魔力を持つ魔法の天才。

 自分の容姿にひどいコンプレックスを持っており、いつも仮面を付けて顔を隠している。

 ソフィアとはリステル魔法学園で知り合い、親友とも呼べる関係になった。

 しかし、運命のイタズラなのか、グリムリーヴァ討伐戦において敗北し、その身を魔族に落としてソフィアと敵対することに。


●アックス (ベイル)


  【挿絵】

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16817330667250295343


 魔王軍八鬼衆の1人。

 筋骨隆々の逞しい肉体に、褐色の肌と燃え盛るような赤い髪をした鬼。

 その正体は1級冒険者アックスがグリムリーヴァの力で鬼と化したもの。

 人間では有り得ないほどの力、斧の王印、そして相手の特殊能力を封じるギフト"力だけが全ての世界マッスルキングダム"を持ち、魔王軍四天王に匹敵し得る戦闘力を秘めている。


●ドノヴァン


  【挿絵】

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093077230621925


 魔王軍八鬼衆の1人。

 槍の王印を持つ伝説の槍使い。

 かなりの老齢で、日に日に衰えていく肉体に絶望し、魔族側に寝返り鬼と化した。


●マルグリット


  【挿絵】

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093075932583093


 魔王軍八鬼衆の1人。

 フルネームはアネッサ・マルグリット。

 リステル魔法王国の火の賢者で、貧乳の婆さん。

 ソフィアとミリアムが魔法学園に通っていたときの師でもある。

 とある目的を叶えるために、魔族側に寝返る。


●システィナ


  【挿絵】

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093077230649705


 魔王軍八鬼衆の1人。

 美しい金髪に豊満な肉体を持つ、今代の聖女候補筆頭であった美女。

 実は年端も行かない少年や少女に性的な興奮を抱く、という特殊性癖があり、その性癖ゆえに聖女に認定されなかった。


●ラインバッハ


  【挿絵】

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093077230671851


 魔王軍八鬼衆の1人。

 全身を金色の鎧で覆い、腰に黄金の剣を下げた金髪の男性。

 実力、人格共に申し分ない立派な騎士だが、黄金に対する執着が凄まじく、黄金のことになると途端に知能が低下してしまうという欠点がある。


●ククリカ


  【挿絵】

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093077230691611


 魔王軍八鬼衆の1人。

 ピンクの髪をローツインテールにした生意気そうな少女。

 メガーキス王国の第5王女で、あらゆる才能に恵まれた天才だが、その性格は最悪。


●オクタヴィア

 ※詳細は『登場キャラ(特級冒険者)』を参照。



■■■登場キャラ(地球)■■■


山田やまだしずく

 前世の主人公の妹で、中学3年生の15歳。

 普段は兄に対して甘えたり、ちょっと我儘だったり、辛辣な態度を取ったりもするが、ここぞという時にはしっかりとした一面を見せる。

 ソフィアから移植されたことで、地球人で唯一魔核を持ち、自分で魔力を生成できる。

 リステル魔法学園で魔法を学んだことにより、実力は飛躍的にアップしているが、異世界の化け物連中を目の当たりにしてちょっと自信喪失気味。


山田やまだ高子たかこ

 主人公の母親。

 パーマをかけた小太りの女性で、典型的なおばちゃんと言わんばかりの風貌をしている。

 疑り深い性格の肝っ玉母ちゃん。

 最強になったソフィアでも未だに逆らえない人物。

 どういうわけか猫魔法少女になる才能があるらしい。


山田やまだ牧雄まきお

 主人公の父親で眼鏡をかけた温厚そうな男性。

 日曜日に放送されている、某国民的アニメの娘婿を彷彿させる顔立ちをしている。

 ちなみに声もマ〇オさんにそっくり。

 ちょっと頼りなさそうに見えるが、家族をとても大切にする心優しい父親。


山田やまだそら

 主人公の弟で山田家次男。

 12歳の小学校6年生。

 さらさらの黒髪に、透き通るようなきれいな瞳をした、女の子にも見える中性的な容姿をしている。

 お兄ちゃん子で主人公が大好き。

 男の子なのに何故か猫魔法少女になる才能があることが判明した。

 はたして彼が猫魔法少女になるときは来るのだろうか……。


●山田ニオ

 ソフィアがシュプリーム・ゴーレムコアで作り出した黒猫のゴーレム。

 魔女のようなとんがり帽子を被り、首筋にピンクのリボンをつけた、二本の尻尾を生やしたメスの猫又。

 人語を解し、一人称は吾輩で語尾にニャをつける。

 光と闇の魔法が得意で、二属性だけだがソフィアと同等レベルの魔法が使える。

 人間と合体することで猫魔法少女に変身できるが、相性が重要なので合体できる人間はそう多くない。

 その愛らしい外見と人懐っこい性格から、山田家の皆に家族として温かく迎えられた。


草壁くさかべ正彦まさひこ

 並木野洋菓子店の店主でパティシエ。

 テレビでも紹介されるくらいの腕前で、本場フランスで修業を積んだ腕前は本物。

 北村によってローンの残った店を破壊されてしまったことによって、店をたたむことを考えていたが、ソフィアにスカウトされて異世界へとやってきた。

 38歳で独身。



■■■登場キャラ(異世界)■■■


●アリエッタ

 ミステール王国国王、ユリアスの末の娘で第4王女。

 現在13歳だが、ソフィアに劣らないレベルで胸が大きいロリ巨乳美少女。

 ソフィアを将来の姉と慕っており、隙あらば彼女に抱きついている。

 神聖魔法のギフトを持っており、雫と一緒にリステル魔法学園に編入することになった。

 非常に頭が切れ、雫曰IQ180間違いなし。

 今代の聖女候補の1人。


●ディアーナ

 エルフの森の族長を務めるハイエルフの女性。

 気高く、聡明で、それでいて慈悲深いと称えられる程の存在であり、その美しさはエルフの中でも随一。

 ミリアムの母親。


●メリッサ

 フルネームはメリッサ・マルグリット。

 リステル魔法学園治安維持部隊に所属する火魔法の使い手。

 赤い髪をショートカットにした少女で、勝ち気な性格の持ち主。

 成績優秀であり、学内ではトップクラスの実力を持っている。

 火の賢者、アネッサ・マルグリットは大叔母にあたる。


●エルヴィス

 フルネームはエルヴィス・ワーズワース。

 リステル魔法学園の学園長で、アルトラルディア最強の光魔法使いである"光の賢者"。

 真っ白な長い髪と髭が特徴の老人で、その実力は特級冒険者にすら匹敵すると言われている。


●トマリ

 特級冒険者マキナの作り出した最強のゴーレム。

 美しい金色に煌めくロングヘアーが特徴的で、メイド服を着用している。

 背中には二対の純白の翼が生えており、空を自由に舞うこともできる。

 普段は無表情だが、喜怒哀楽もしっかりと備わっている。

 その戦闘力は極めて高く、一流の冒険者でも歯が立たない程の強さを誇る。

 マキナの生み出したゴーレム達と意識をリンクさせており、全てのゴーレムを統括している、リーダー的な存在でもある。


●鷹四郎

 ソフィアが作り出した鷹のゴーレム。

 最大で3体の分身を作り出すことが可能で、視界を共有できる。分身は魔力で作られているので、長時間の勤務が可能であり、その監視能力は非常に高い。

 本体は、その目からスクリーンのように分身の見た映像を投影することもできる。


●フォクス

 フルネームはフォクス・サンクサイウ。

 サンクサイウ王国の第2王子。

 金髪で狐のような鋭い目つきをしたチャラ男。

 サンクサイウ王家始まって以来の神童と呼ばれるほどの土魔法使い。

 体中に金や宝石のアクセサリーをたくさん身につけており、成金のような格好をしている。

 性格も外見そのままのワガママで自己中心的な性格であり、誰に対しても高圧的な態度で接するため周囲から煙たがられている。

 だが、どうやらそれだけではないようで……?


●リィト

 フォクスの取り巻きで、赤髪のチャラ男。

 フォクスが幼い頃から傍に仕えている側近で、部下でもあり友人でもあるような幼馴染。


●キィマ

 フォクスの取り巻きで、青髪のチャラ男。

 リィトの双子の弟で、こちらもフォクスの古くからの部下で友人。


●デビアス

 フォクスの部下の1人で、七三分けの執事風の服を着た真面目そうな男。

 実はフォクスの兄ツーレヒによって送り込まれた監視役兼刺客。


●ツーレヒ

 フルネームはツーレヒ・サンクサイウ。

 サンクサイウ王国の第1王子で王位継承権第1位。

 国民に人気のあるフォクスを煙たがっており、彼を失脚させるべく様々な策を練っている。


●リカルド

 1級冒険者パーティ"紅の絆"に所属する冒険者。

 筋骨隆々で大柄な体格をしており、大剣を2本操る二刀流の使い手。

 残虐で有名な"クルーエル盗賊団"をたった1人で壊滅させたという逸話から、"百人斬りのリカルド"という二つ名を持つ。


●ガルガリオレーム

 原初の魔物の一体。

 巨大な虎型の魔物であり、鋭い爪と強靭な顎で全てを噛み砕く。

 その巨大な体躯とは裏腹に、非常に素早い動きをみせる。

 勝てそうにない相手からは逃走する習性があるため、討伐難易度はかなり高いが、ルキシンによって討伐された。


●シスイ

 殺し屋の里の長。

 ルキシンの父親で立派な口髭を生やした強面の男性。


●アイ

 ルキシンの幼馴染で、殺し屋の里最強世代の1人。

 1級冒険者としての表の顔を持っている。

 黒髪をおかっぱにした、10代半ばほどの小柄な少女。

 束縛する糸操人形マリオネット・ダンスという、触れた相手から魔力を吸収すると同時に、操り人形にする能力を持つ。


●ウエ

 ルキシンの幼馴染で、殺し屋の里最強世代の1人。

 1級冒険者としての表の顔を持っている。

 筋骨隆々でスキンヘッドの大男。

 自分の武器に爆発魔法を付与する能力を持つ。


●オカ

 ルキシンの幼馴染で、殺し屋の里最強世代の1人。

 1級冒険者としての表の顔を持っている。

 背が高く温厚そうな外見をしているが、その実力はルキシンに次ぐほど。

 魔力を糸のようにして操る"魔糸"のギフトを持つ。


●キク

 ルキシンの幼馴染で、殺し屋の里最強世代の1人。

 1級冒険者としての表の顔を持っている。

 黒髪をサイドテールで結んだツリ目気味の少女。

 氷の賢者ほどではないが、相当ハイレベルな氷魔法の使い手。


●ケーコ

 ルキシンの幼馴染で、殺し屋の里最強世代の1人。

 1級冒険者としての表の顔を持っている。

 眼鏡をかけた長身の少女。

 紙を折って仮初の命を与え使役する"式紙"のギフトを持つ。


●バルディック

 リステル魔法王国の王都のギルドマスター。

 中肉中背のちょび髭を生やしたダンディな男。

 元1級冒険者であり、ソフィアの魔力の偽装を見破る眼力を持つ。


●ルナリア

 フルネームはルナリア・グラスマリン。

 アルトラルディア最強の氷魔法使いである"氷の賢者"。

 十賢者最年少の17歳。

 極寒の国アイスティア出身。

 その幻想的な見た目から"スノーフェアリー"という二つ名を持つ。


●イシス

 人類連合軍に所属する、勇者と讃えられるほどの実力を持つ美少女。


●セト

 人類連合軍で最強と謳われていた勇者。

 過去に両親を魔族に殺され、復讐を誓い、幼い妹と共に人類連合軍に入った。

 その実力は本物で、勇者の称号に見合うだけの戦果をあげたが、メリエールには及ばなかった。

 メリエールの愛によって心を開き、もしかしたら人類と魔族は分かり合えるかもしれないと錯覚してしまったことが原因で、その命を落とす。


●セレスティア

 先代の聖女。

 強く、美しく、そして優しい聖女様だったといわれている。

 異世界の人間にしては珍しく、90歳を超える年齢まで生きた。


●アトン

 異世界アストラルディアのアイテム師。

 聖女セレスティア様の晩年に彼女に付き従っていた、容姿や本名などその全てが謎に包まれた人物。

 勇者セトの持つ剣――"聖剣エーデルリッカー"をはじめとして、12個の聖なるアイテムを創り出した。


●マリーベル

 金髪を縦ロールにした、いかにもお嬢様といった風貌の少女。

 成績優秀、容姿端麗、運動神経抜群でコミュ力も高く、男女共に人気がある。

 どこぞの国の侯爵家の娘であるとか、実は王族の血を引いているだとか、噂が絶えない人物でもあるが、その実態は謎に包まれている。


●ユーティアリア

 リステル魔法学園の男子に大人気の清楚系美少女。

 少し垂れ目気味なおっとり系の見た目で、スタイルも抜群で、誰に対しても優しい性格をしている。

 中でも何故か非モテ男子には特に優しく接するため、一部からは"天使ちゃん"と呼ばれて神聖視されているマホガクのアイドル。

 しかしその本性は、童貞男子を食べるのが大好きなドスケベビッチ。

 ソフィアと違って能力に関係あるわけではなく、本当にただの趣味のようだ。

 しかし誰も損してないので、実際に天使ちゃんといっても過言ではないのかもしれない。


●ユニペガ

 雫が育てていた霊獣の卵から生まれた小型の白馬。

 頭には立派な一本角が生えており、背中には天使のような翼が生えている。

 飛行能力があり、脚力も凄まじく、高速で移動することができる。

 "大人の女性"を毛嫌いしており、特にソフィアを敵視していて、彼女を見かけると執拗に攻撃する癖がある。


●サイモン

 フィオナの経営する『森の妖精亭』で副料理長を務める凄腕の料理人。

 ふとっちょの冴えないおじさんだが、なかなかの性格イケメン。

 料理の才能のギフトを持っている。


●ネブラーク

 フルネームはネブラーク・シキタイス。

 リステル魔法学園の教師で、アルトラルディア最強の闇魔法使いである"闇の賢者"。

 ボサボサの髪にこけた頬、目に下には濃い隈が浮かび上がっており、いかにも陰気そうな雰囲気を醸し出している男。

 闇魔法使いであるが、使える魔法は"死霊術"のみ。

 だが、彼の死霊術は世界でも類を見ないほど強力かつ凶悪。


●カイッセ

 魔法の才能はそれほどでもないのだが、やたら色々な知識に精通している魔法学園の生徒。

 眼鏡をかけた真面目そうに見える少年だが、解説を始めると興奮で周りが見えなくなるのが欠点。


●ミルフィリア

 旧魔王軍四天王の1人。

 二つ名は【魔人剣】。

 薄紫色の髪に銀色に輝く瞳、人形のように整った顔立ちに、白く滑らかな肌をしており、頭には2本の角、お尻には先端がハート型になっている尻尾が生えている。

 その可愛らしい外見からは想像もつかないほど残虐かつ冷酷な性格で、かつて人類を恐怖のどん底に突き落とした大魔族。


●マクシミリアン

 かつて1級冒険者として活躍していた筋骨隆々の中年男性。

 "剛剣"という二つ名まで持っていたが、ある事件でその命を散らしてしまう。

 ネブラークと契約して霊魂のみの存在として彼に仕えているが、本人の希望とは裏腹にいつも小柄な美少女であるミルフィリアの肉体に魂を入れられ、不満を抱いている。


●ダリオ

 シフェチア侯爵家の当主でマリーベルの父親。

 非常に優秀な宮廷魔導士だが、とても短気な性格。


●ロリス

 シフェチア侯爵家の遠縁である、ペスゲド伯爵家の当主。

 禿げあがった頭に脂ぎった顔、でっぷりと肥えた体つきの中年男性。

 幼い少女を弄ぶのが趣味の変態。

 領民に重税を課して、自分は贅沢の限りを尽くしてる。


●グレゴリオ

 ベスケード帝国の片田舎の街を裏から支配しているクギャクファミリーのボス。

 マリーベルに惚れこみ、彼女を自分の女にしようと企む。


●ジェシカ

 マリーベルの勤める高級娼館のオーナー。

 30代だが見た目は20代にしか見えず、豊満な肉体を持つ妖艶な女性。

 従業員の面倒見は良いが、裏では色々と悪どいことをしている。


●スコルピオ

 クギャクファミリーの幹部。

 強面の大男で、主に取り立てやグレゴリオの護衛を担当している。


●バロガン

 山羊の頭をした執事服を着た魔族で、グリムリーヴァ直属の配下。

 対象の心に干渉して情報を読み取る魔術を使う。

 他にも希少な転移系のアイテムを持っていたり、かなりの上級魔族であるようだ。


●ネムリーヌ

 頭から馬のような耳を、背中からはコウモリのような黒い羽を生やした魔族。

 何故かシスター服を着ている。

 一見すると、おっとりしていて優しそうな女性だが、実は人間に悪夢を見せて廃人に追い込むのが大好きという変態。

 相手を眠らせる霧を放出して、悪夢の世界へと誘う魔術を使用する。


●ベームシュタイン

 カリスマ性に溢れた一騎当千の武人で、ただの村人から一代で国を興し、そして一代で滅ぼした男。

 凛々しい顔立ちに、鍛え上げられた肉体が特徴的の美丈夫。

 人間と魔族の共存を目指した国を作ったが、その志は結局叶うことはなく、最後は何を思ったか人類に反旗を翻し勇者に殺された。

 火の賢者マルグリットと幼馴染だったらしいが……?


●ニーナ

 陽だまり洋菓子店の従業員。

 料理と裁縫が得意。

 素朴そうな町娘といった風貌の17歳。

 実は結構な肉食系女子であることが判明した。



■■■地名等(異世界)■■■


●ガジェット山

 武国ラシームの南に位置する小さな山。

 山全体が、特級冒険者マキナの私有地であり、山の中には彼女が創り出した有象無象の珍しいアイテムが、まるでゴミのように打ち捨てられている。

 山の中には、彼女が趣味で造ったゴーレムが大量に徘徊しており、侵入者を撃退するために襲い掛かってくるので、迂闊に足を踏み入れれば、命の保証はない。


●サンクサイウ王国

 リステル魔法王国の南西に位置する小国で、領土面積こそそれほど大きくないものの、希少鉱石が採れる鉱山がいくつもあり、近年成り上がった新興国。

 建国してまだ20年程度と歴史は浅いが、近年では豊富な資金力を背景に軍事力の強化に力を入れており、周辺諸国からは警戒されている。

 金次第ではどんな相手でも殺める、殺し屋の里とも繋がりがあるなど黒い噂も絶えない。


●殺し屋の里

 サンクサイウ王国の南にひっそり存在する、暗殺を生業とする者達が隠れ住む村。


●マホリード

 リステル魔法王国の王都。

 大国ベスケード帝国の帝都に匹敵するほどの発展を遂げており、その小さな面積の中に多くの建物が密集している。


●アイスティア

 北方の果てにある、氷雪に閉ざされた極寒の国。


●メガーキス王国

 大陸の北西に位置する中堅国家。

 国土は中規模だが、世界最大の地下迷宮"メガーキスの奈落"が存在することで有名であり、冒険者の数と質においては大国にも引けを取らない。

 女系国家で、代々女王が統治しており、王族は優れた才能を持つものが多いが、同時に性格に難があるものも多い。



■■■その他用語等(異世界)■■■


●神聖樹

 創造神である女神ルディアが世界を作り終えた際に、世界を支える礎として、自らの一部を切り離して生み出したと謂われる大樹。

 別名世界樹とも呼ばれる。

 全ての命の源であるとされ、万が一この樹が枯れるようなことがあれば、世界が終わるとも言われている程。

 麓には、エルフの集落が存在しており、現在はハイエルフであるディアーナは族長を務めている。


●学園治安維持部隊

 リステル魔法学園の治安を維持する為に結成された部隊。

 学生の自主性を尊重しつつも、有事の際は速やかに行動できるよう組織されており、学園内でのトラブルに対処するために、学生の中でも戦闘能力の高い者を選抜している。


●レインボーポイズンフロッグ

 小型でカラフルな見た目が特徴的な毒ガエル。

 その可愛らしい外見と裏腹に、身体に含まれる毒性はえげつなく、軽く触れるだけでも手が焼け爛れてしまうし、毒液を一滴でも口に入れようものなら、数分で命を落とすことになるだろう。


●クルーエル盗賊団

 100人を超える構成員と巨大なアジトを保有していた盗賊団。

 殺人、強盗、強姦など、様々な悪事に手を染めていた。

 リカルドによって壊滅され、そのメンバーは全員死亡したと言われている。


●紅の絆

 リカルドの他に4人のメンバーで構成されているパーティ。

 全員が1級冒険者であり、個々の戦闘力も高い。

 メンバーは腕に特徴的な紅い腕章を巻いている。


●陽だまり洋菓子店

 ソフィアが来栖野陽依のために、ソレルの街に建てた洋菓子店。

 1階が店舗で2階が居住スペースになっている。

 現在はパティシエの草壁正彦、パティシエ見習いの来栖野陽依、そして従業員としてニーナと番犬のポメタロウが働いている。

 開店して間もないが、既に王都からも買い付けに来る商人が現れるほどの人気店。


●森の妖精亭

 フィオナが経営するレストラン。

 ソレル農場で育てた野菜だけでなく、ソフィアが日本から持ってきた食材を使った料理も提供しており、その味は地球の一流シェフが作るものにも引けを取らない。

 改築工事で2階建ての大きな建物に拡張され、多くの従業員が働いている。

 ルルカも給仕や料理のお手伝いをしているようだ。

 他国からも噂を聞いて食べに来る人も増え、王都ミルテのどの店よりも繁盛しているとか……。


●オーク

 ファンタジー世界ではお馴染みの豚の顔をした二足歩行の魔物。

 ゴブリンと同じように世界中のどこにでも生息している魔物で、繁殖力も旺盛なため、常に一定の数が存在しており、そしてゴブリンとは違いその肉は食用にも適している。

 オーク肉は豚肉よりも若干脂が乗っているものの、意外とあっさりとした味わいで食べやすく、様々な料理に合う万能食材。

 人語を理解したり言葉を喋ったりすることもなく、本当に二足歩行で歩く凶暴な豚みたいな存在。


●アトンズシリーズ

 アイテム師アトンが創り出したとされる聖なるアイテム群の総称。

 "聖剣エーデルリッカー"をはじめとして12個の聖なるアイテムがあり、その全てが凄まじい力を持っている。


死霊騎士団レジェンダリー・トゥエルブ

 ネブラークが蒐集している、英雄、魔族、モンスターなど、12体の生物の遺体で構成したアンデッド軍団。

 その殆どが伝説級の存在だが、動かすには別の魂を使わなければならないため、本来のスペックよりかなり弱体化している。


●緑の教団

 ミリアムが教祖を勤める、善なる人々を救済するための宗教団体。

 信者は緑のローブを羽織っており、みな教祖であるミリアムを"救世主"と呼び崇拝している。



■■■特殊アイテム(異世界産)■■■


●シュプリーム・ゴーレムコア

 通常のゴーレムコアとは比べ物にならないほど希少なゴーレムコア。

 知性ある最上級ゴーレムを生み出すことができる。

 金色に輝くピンポン玉くらいの大きさの球体で、表面には不思議な紋様が描かれている。


●変な木彫り像

 ソフィアが持っていた謎の木彫り像。

 非常に変な造形をしているが、神聖樹から作られており、高い魔力吸収効果を備えているので、これを持っているとダンジョンの外でもスキルが使用できる。


●魔力板

 魔力に反応して跡が残る特殊な鉱石を加工して作られた板。

 魔力を流すと光の跡が残り、もう一度流すと消えるので、黒板やホワイトボードの代わりとして異世界で普及している。


●黒き心臓食いの匕首

 アイテム師――ヘイトマンによって作られた7番目の呪物。

 人間の心臓が大好物で、一度心臓に嚙みついたが最後、決して獲物を逃がさない呪いの短刀。

 百個の心臓を喰らうことによって、回避不能の呪いの一撃――"呪怨の魔弾ハートブレイキング・ショット"を一度だけ放つことができる。


●聖剣エーデルリッカー

 アイテム師――アトンによって作られた6番目の聖なるアイテム。

 人類連合軍の勇者セトが所有していた剣。

 アトンズシリーズの一つであり、自分が与えたダメージを全てなかったことにできるという能力がある。

 また、手足が生えて自立行動できるという便利機能もついている。


●賢者の石

 アイテム師――アトンによって作られた11番目の聖なるアイテム。

 聖女セレスティアの遺体から作り出されたアイテムで、一欠けらでも莫大な魔力を生み出すことができる。

 一般的なおとぎ話に登場する賢者の石そのものではなく、アトンが賢者の石になぞらえて名前をつけた。


●クリムゾンハート

 アイテム師――アトンによって作られた12番目、最後の聖なるアイテム。

 彼自身の遺体から作り出されたアイテムで、持ち主の願いを叶える効果がある。

 だが、その条件はあまりにも厳しい。


●魔法の複製人形

 対象の人物の姿形をそっくりそのまま複製することができる。

 記憶や人格もコピーした人物から読み取るため、本人を完璧にコピーすることができる。

 欠点として、魔力が半分になってしまうのと、元に戻るまではお互いに起こっていることを把握できない。


●流天巫識神

 ソフィアの所持する、天衣五宝の其の五。

 上は白を基調とした所々に赤のラインが入っている着物で、下は緋袴と呼ばれる赤いスカートという、所謂巫女のような衣装。

 なぜか下着を着用することができない。

 その能力としては、魔力を消費して式神と呼ばれる使い魔を10体まで使役できるというもの。

 式神は着用者が今までに倒したことのあるモンスターの複製で、その強さはオリジナルの7割程度。


●芸術の杖

 アイテム師――ヘイトマンによって作られた40番目の呪物。

 カッコいいポーズを決めたり、着ている服の状態を変化させることで目玉が点数をつけ、その点数によって魔法の威力が増大する。

 基本的に脱げば脱ぐほど高得点になるが、目玉が下品だと判断すると得点が下がる。

 男やあまり可愛くない女の子が脱いでも0点しかもらえない。



■■■女神のギフト■■■


影男ドッペルゲンガー

 ルキシンの持つギフトで、本体と全く同じ能力を持った分身を作り出すことのできる特殊能力系ギフト。

 分身を生み出すにはかなりの魔力量が必要だが、分身は勝手に動くので、本体は分身に一切意識を割く必要が無く、単純に戦力を倍にできるので、本人の実力が上がれば上がる程強力なギフトとなる。

 名前の通り、男しか使うことができない。


手繋ぎ操人形マリオネット・ダンス

 触れた相手から魔力を吸収すると同時に、操り人形にする特殊能力系ギフト。

 ただし相手との魔力差があまりにも大きい場合、完全に操ることが出来ない。


●魔糸

 魔力を糸に変えて自在に操ることのできる特殊能力系ギフト。

 極めれば人間の肉や骨すら簡単に切断できるほどの威力をもつ。


●式紙

 紙に仮初の命を与え使役することのできる特殊能力系ギフト。

 式紙とは視界を共有することが可能で、紙を小動物の形にして偵察に使用するなど、地味だがその用途は多岐にわたる。

 女にしか扱うことができないギフト。


セピア色の禍時スローワールド

 オクタヴィアの持つギフトで、圧縮された限りなくゆっくり進む時間の中を、彼女だけが普通通りに動くことができる能力。

 他者からは超高速で動いているようにしか見えず、彼女の二つ名【神速】は、この能力からつけられた。

 次に能力を使うまで、能力を使用した時間の2倍の時間をインターバルとして要するという欠点がある。



■■■四章のイラスト集■■■



■第102話「学園の風紀を乱す者」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818023212724678326

メリッサ


■第103話「光の賢者」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818023212827418599

ワーズワース学園長


■第105話「アイテムコレクター」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818023213040914803

マキナ


■第106話「シュプリーム・ゴーレムコア」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818023213148518317

リリィ


■第107話「山田さん家のガーディアン」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818023213252528813

ニオ


■第111話「桜花一陣」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818023213709414815

桜花一陣


■第112話「異世界洋菓子店」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818023213829415481

鷹四郎


■第113話「臨時講師がやってきた」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818023213944406859

女教師ソフィア


■第117話「学園の飯が不味い」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093072864147618

コッケコーの唐揚げ定食


■第118話「失踪事件の調査」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093072973955631

探偵ソフィア


■第122話「ソフィアvsルキシン」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093073437741620

ルキシン


■第126話「愛の伝道師」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093073930196559

メリエール


■第128話「リトルサキュバス」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093074167098871

リトルサキュバス


■第129話「賢者の石」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093074289039177

マリーベル


■第130話「ユニペガ」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093074408262199

ユニペガと雫


■第132話「学食の新メニュー」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093074635467395

オーク肉の味噌カツ丼


■第134話「秘密」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093074867711729

ディアーナ


■第136話「アトン」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093075102083990

ナロウ


■第138話「闇の賢者」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093075338778667

ネブラーク


■第139話「死霊騎士団」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093075453758324

ミルフィリア


■第143話「邂逅」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093075932583093

魔炎鬼マルグリット


■第146話「流天巫識神」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093076277741878

流天巫識神


■第149話「氷の賢者」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093076646244868

ルナリアと芸術の杖


■第152話「グリムリーヴァ討伐隊」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093077027935999

グリムリーヴァ討伐隊


■第153話「魔人の角」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093077143349294

オクタヴィア


■第155話「救世鬼」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093077393665831

救世鬼ミリアム


■第157話「第三の王印」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093077637688367

拳銃ソフィア


■第159話「泣かないで……」

https://kakuyomu.jp/users/mezukusugaki/news/16818093077883365811

泣くソフィア

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【第四章完結】異世界で美少女に転生した俺、飯が不味いので日本に帰る 須垣めずく @mezukusugaki

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