概要
「あなたって本当にウジ虫みたい」 彼女は月明かりを背負ってそう告げた。
アタシとひなげしは、ドブ川にかかる橋の下で二人で過ごすのが日課だった。
ドブ川は臭いし、ゴミだらけだし、雑草だって伸び放題で、虫も多いし、すごく不快。
それでも、アタシたち二人はそこに行くしかなかった。世界のどこにもアタシたちの居場所なんてなかったから。
16才、それぞれに悩みを抱えた少女たちが、変化していく二人の関係を通して安寧の地を見つけ、欲望を満たしていくお話です。
カクヨム公式自主企画「百合小説」参加作品。
ドブ川は臭いし、ゴミだらけだし、雑草だって伸び放題で、虫も多いし、すごく不快。
それでも、アタシたち二人はそこに行くしかなかった。世界のどこにもアタシたちの居場所なんてなかったから。
16才、それぞれに悩みを抱えた少女たちが、変化していく二人の関係を通して安寧の地を見つけ、欲望を満たしていくお話です。
カクヨム公式自主企画「百合小説」参加作品。
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