温かで優しいセカンドライフ

リシューノア王国の王女・シエルは、姉であるメディや王族から嫌われていた。ある日シエルはメディの身代わりとして、シャイドゥ国へ嫁ぐことになるのだが、その国は大半が獣人で野蛮な国と噂されているらしい。彼女は嫁ぎ先でどう生きていくのか…?

知人もいない国で急に結婚することに不安を抱いているはずなのに、新しい場所で自分だけの幸せを掴もうと前向きな姿勢のシエル。常に周りへの感謝と敬意を持ち、獣人たちのことを知ろうと自ら歩み寄る彼女が本当に素敵です。

だが、そんなシエルの夫となるレーヴェは、人間である彼女のことをあまり信用していません。初めは遠かった二人の距離が少しずつ縮まっていく様子にキュンとし、読んでいてとても幸せな気持ちになりました。

きっと心温まるはずです。生まれ国ではできなかったこと、やらせてもらえなかったことを、嫁いだ国で挑戦できる喜び。たくさんの優しさに溢れたこの作品を、ぜひ読んでみてください。とても面白かったです!