私からあなたへ、あなたから世界へ

どれほど争えば終わるのかと嘆きながらも、平和を祈り、願うことは絶やしてはならない。

「折る」と「祈る」の類似に着目したのは面白い。
折るの場合のつくりは、斧の象形。
斧で草木をバラバラにするところから生まれている。
祈るのつくりは、近づく。
鈴の付いた吹き流しの旗を持ちながら幸せに近づき願うさまから生まれた。
戦争と平和の対比にも通じるのを感じる。
折る行為に平和を祈ることで、戦争を壊してなくし、幸せな平和を近づける。
漢字の成り立ちから、そんなことを連想してみた。

とはいえ、為政者の頭の中は、第二次大戦以後のまま。
今の世界は、一時休戦状態にあるだけの、つかの間の平和に過ぎない。
だから、どこで争いの火種が大きくなるのかわからない。

争いがなくなり、皆が仲良く暮らせる世界になりますように。

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