2022 10 14

 絵画の値が上がるというのは殆どないことです。残念ながら。何で上がらないかというと、日本の画廊の資本が無いからです。小さな資本の画廊がやっていても、自分たちが売った画家の絵の値段が維持できないのです。日本の画廊と言っても、例えば日本一の日動画廊も世界では小さな画廊です。大きなスペースの画廊はありますが、大きな資本の画廊はありません。日本には小さな画廊しかないのです。

 ある画家の絵が100万円で売買したとして、100万円で買取をすれば客は納得します。ですが、日本の画廊には、それだけの資本が無いのです。ですから、オークションでは落札額が5分の1とか10分の1とかになってきます。そこで値段が安くなった絵画に買いを入れるのが絵画投資の基本中の基本です。


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