いや~~笑った笑った!
クスッと来る…というよりは「あのさあww」と草生える感じの掛け合い、気づけば最新話までスイスイ読まされていました!
舞台はポストアポカリプス後の世界。
線の細い有能ワケアリ美青年、ミステリアスな元気ヒロイン、異形の怪物たち。
王道の素材でありながら、これでもかと手首のスナップ効かせた変化球の乱れ撃ちです。
主人公は下心ゼロの健全マジメ勤労紳士のはずなのに、どうして下品なギャグが飛び交っているの??
戦犯はひとり…と言いたいところですが、よく見たら全員ノリノリです。
登場人物、みんなクセつよで陽気で、気のいい人たちなんです。
この先生の魅力は、立ちまくってる魅力的なキャラ、ポップコーンみたいな丁々発止のやり取り、文明とその崩壊を感じさせる謎めいた世界観。
それに加えて、脳内映像で見せてくる戦闘シーンの描写!
漫画のカメラワーク、アニメのスピード管理が、ファンタジー小説の心躍るケレン味たっぷりに楽しむことができます。
バトルシーンをこよなく愛し、研究と実践を積んできた随一の『バトル愛好作家』でなければ、なかなか書けないと思います。。
個人的に、インテリジェンスなキャラクターや世界観が大好物。
いずれの作品にも、その戦闘力以上に知力(口のうまさ・人たらし力・ずる賢さetc…)を武器としたヒーローヒロインを登場させてきた先生だけあって、今作も垂涎モノの知性派キャラがたくさんで最高です。
まず超有能なのに量子力学的不幸体質なノブナガくんが推せますよね。
爆弾娘でありながら身体制御が完璧で歴史とサブカルに詳しいチアカちゃんも、戦闘民族感あるのにまさかのエンジニアだったミチカちゃんもいい。
あっ、キミエさまの素晴らしさは21話で味わってください。
なすさんの最高なところがギュンギュンに高まってる素晴らしい作品!
苦労性イケメンに幸あれ!!
22話まで読んだ時点でのレビューになります。
これは、正直、好き嫌い分かれると思います。昆虫とかが苦手な人は一定数いますので・・・
ただ、世界観は普通に好きです。巨大樹の上にある大地、そこで繰り広げられる様々な物語。そこに流れるまでのお話の持って行き方。私は好きなんですけどね。ディストピア感がなんとなく漂う感じだけど、でもそうじゃないって感じがするし、明るい小説だなって思うと、意外と哲学的なテーマが隠されてたりして、熟読すると新たな味がわかるみたいな読み味の小説です。
私は、こういうの好きなんですけど、うーん、最近の流行りではないところが、この小説が苦戦しちゃってるところなのかなって思います。ちょっと、もったいないです。
「きな粉餅……くださいッ……!!」
「……………………かしこまりました」
マサノリ・ノブナガはある日、記憶を失くしている少女、チアカ・マーティネーと出会い、巨大な陰謀に巻き込まれていく。
「いやぁ〜食べた食べた!! あんがとね! 君はいい奴だなぁ!!」
「そりゃあどうも……お褒め頂きありがとうございます」
きな粉を指で掬って舐め続ける銀髪の少女。
銀髪の少女は言い放つ。
「なにもかもってわけじゃあない。名前だって言えるよ? チアカ・マーティネー参上! ってね。あと好物はきな粉餅で、歳は……わかんないけど、高校生くらい? 学力テストしたらそれくらいなら割と解けそう。それ以上は……あっ、君身長いくつ?」
「……? 百六十八で──」
さて、チアカさん。お代の方なのですが……。
「ああ、お金? えっとね〜……ニャハハッ、無いッ!」
「という事はきな粉餅のお代も……?」
「払えないねッ! なんなら宿代も無いッ! いや〜、どうしよ!!」
どうする⁉︎ どうなる⁉︎ ノブナガ!
素敵な物語をありがとうございました。
(メモ、長編16、連載中、14話迄読了)
た
の惹きこみ具合が素晴らしい作品です!
タイトルの語呂の良さ。簡潔なキャッチコピーで作風と性格が伝わりとても興味をそそられ開くこととなりました!
素晴らしい世界観が広がる中で、どこから降ってきたのかも分からない少女との出会いから物語は始まります。思わず空? からということで、あの名作を思い浮かべますが少女の性格は活発そのものでした・・・
主人公が語り手として進行していくわけですが、丁寧な口頭での喋りに対して胸の内のシンプルかつ辛辣な物言いがとても癖になります!
また、とても遠い未来の話のため、旧時代と称してメタ的な要素を絡めてくるところは読み手も共感できる部分が多く、読み進める楽しみの一つにもなるでしょう!
濃いキャラが次々と登場するとても遠い未来のお話、みなさんもどのような未来が待っているか覗いて見てはいかがでしょうか!
現代が古代になるほどの超未来、人々は巨大樹のそばに集落を作り、寄り集まって生きているが、害蟲という怪物に脅かされてもいる。
主人公のノブナガはとてつもなく運が悪い。厄介事に巻き込まれたり、ピンチが連続したり、空から降ってきた女性・チアカに振り回されたり、破天荒な双子の妹たちに振り回されたりと気苦労が絶えない……しかし、ノブナガの『蟲狩』としての強さは卓越しており、機転と工夫で次々と害蟲を倒していく。(28話時点)
ノブナガはその不幸体質ゆえに、いくつもの困難に立ち向かうこととなり、読者を楽しませてくれます。おそらくヒロインのチアカも、空から降ってくる女の子の有名なイメージとは全く逆で非常に明るく、しかも強いというのが好みです。
過去にあった戦争、暗躍している何者かの存在、そもそもなぜ世界はこうなってしまったのか。謎がたくさんあり、この先がどうなるか楽しみなお話です。
個人的に虫型の怪人が好きなのでより楽しめています。クリーチャーが好きな人はぜひ読むべき作品です!