昭和ゲーマー3兄弟

ハナブサ

第1話 全ての始まり

時は1978年、インベーダーゲーム隆盛期・・・


長男6歳

次男5歳

三男4歳


当然、インベーダーハウスやゲームセンター、喫茶店には入る事は出来ないし、ゲーム代(1回100円)もない。


~~1年後~~

インベーダーブームが落ち着き、様々なゲームが登場し、

インベーダーゲームは駄菓子屋や銭湯、スーパーやデパートの屋上遊園に追いやられる(亜流やコピー機体も含む)、ゲーム代も100円から50円、30円、20円に値下げとなる。


~~さらに2年後~~

長男9歳

次男8歳

三男7歳

この頃から実力の片鱗を見せ始める。


長男は近所の万屋で平安京エイリアン、ノーミス9面(一周)クリア後、電源を落とされ(時間切れの為)、次男は銭湯に置いていたスペースインベーダーで延々1時間以上やり父親に叱られ、三男は駄菓子屋のギャラクシアンを同じく1時間以上で店主に叱られる(他の子供に順番が回ってこない)等々


そして何故か得意ゲームが被らなかった

長男・・・平安京エイリアン、スペースパニック、ギャラクシーウォーズ、バルーンボンバー、レディバグ、アミダー


次男・・・スペースインベーダー、ムーンクレスタ、パックマン、ラリーX、ディグダグ、プーヤン、サスケvsコマンダ


三男・・・ギャラクシアン、ギャラガ、ブロック崩し、ペンゴ、ドンキーコング




しかし1983年、最強の家庭用ゲーム機が登場する。

「ファミリーコンピューター」

通称「ファミコン」だ。

この時、長男11歳、次男10歳、三男9歳・・・

残念ながら、お小遣いで買える代物ではなく(本体14000円)

83年のお年玉ではゲーム&ウォッチを購入していたので資金は底をついていた・・・

長男はヘルメット、次男はファイア、三男はポパイ


他の遊び、ホッピング、べったん、ばら当て、名前呼び、探偵・・・

特に「べったん」人気が高く、抜きや靴飛ばしにひっくり返しなどで勝負し、負ければ取られる・・・シビアだが面白かった。

 また独自の遊びを開発、先ずは一人が道路にチョークで矢印を書き、その後に矢印に沿って道を進んでいき隠された宝物(というチョークで宝石名を書いた石)を探しだす遊び方をしていた。


そして、とある駄菓子屋で始まった「カタヌキ選手権」で

次男が初代王者になる。長男は4位、三男は11位。

(ルールはカタヌキと呼ばれる様々な絵が描かれているお菓子を、型通りに抜いていく、1日につき1種類のみで7種類、最短7日、種類は傘、チューリップ、瓢箪、飛行機、船、コマ、打出の小槌)各曜日ごとに種類が決まっている、例えば月曜日は飛行機など・・・)


1985年、遂にファミコンを購入、栄えある初ソフトは「マリオブラザーズ」

1986年ディスクシステム購入


長男 13歳(新聞配達、夕刊)でソフト資金を捻出、小遣いは0円に

次男 12歳(  同上   )小遣い0円

三男 11歳(  お手伝い )小遣い0円


購入ソフトは、専らアクション、シューティングが多いが1986年に長男は運命のソフトに出会う。その名は「ドラゴンクエスト」

このソフトの出現により長男はRPG、アドベンチャー路線へシフトチェンジすることになる。

次男はシューティング命

三男はアクション、シューティング


得意ソフト(1986年まで)※購入と貸し借り

長男・・・ボンバーマン、グーニーズ、ソロモンの鍵、がんばれゴエモンからくり道中、スクーン、スーパースターフォース


次男・・・マッピー、スペースインベーダー、スーパーマリオブラザーズ、チャレンジャー、パックランド、スペランカー、ツインビー、アトランチスの謎、ディグダグ、マイティボンジャック、スターソルジャー、マッピーランド、スーパーマリオブラザーズ2(ディスクシステム)


三男・・・ドンキーコング、ギャラクシアン、いっき、ゲゲゲの鬼太郎妖怪大魔境、迷宮組曲ミロンの大冒険、アルカノイド


特に「スーパーマリオブラザーズ2」の難易度は凄まじく、長男、三男はクリアできず、次男のみ完全制覇した。


1987年 セガマーク3を購入

「アレックスキッドのミラクルワールド」次男

「覇邪の封印」長男


この時期から3人ともアーケードゲームをすることはほとんどなかった


長男はアドベンチャーゲームブックにも食指を伸ばしていたが次男、三男は関心を示さず、プロ野球カードやビックリマンチョコ(当時価格は30円)を買っていた。

 *ビックリマンチョコは「まじゃりんこシール」




1989年で昭和は終わり(昭和64年1月7日で崩御、元号が平成に)

据え置きゲームハードもファミコンからスーパーファミコンへ任天堂一強時代が続く、ライバルのセガもセガマークⅢ、メガドライブを繰り出すが牙城は崩せない・・・


しかし、ソニーのプレイステーションが任天堂に牙を剥く!! 


~~~~~~~~~~

~~~~~~~~~

~~~~~~~~

~~~~~~~

~~~~~~

~~~~~

~~~~

~~~

~~

時代は流れーーーーー

平成は終わり、元号が令和に変わり三兄弟はアラフィフ世代になった。


もちろん、平成の31年間もゲームをしていないわけではなかったが、確実に置いていかれた感があった・・・


ドラゴンクエストは7まで、ファイナルファンタジーは1のみのプレイに留まり、ハードもPS2止まり・・・

携帯型ハードに至ってはゲームボーイ・・・

 

ただ、嬉しい出来事があった。

「ドラゴンクエスト6 幻の大地」がなんと、懸賞で当たったのだ!!! 


そして長男は結婚、子供が誕生、更に転職・・・子供が小学生に上がった頃、妻の弟からWiiを貰い、それとニンテンドーDSを購入、その後は3DS、ニンテンドーswitchに至る。


様々なドラクエのリメイクが出るも、ほぼプレイすることはなく、息子のプレイ画面を見る程度・・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

昭和ゲーマー3兄弟 ハナブサ @hanabusa4846

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

参加中のコンテスト・自主企画