最終句

其の人に微笑む君は知らぬひと

の人に 微笑む君は 知らぬひと


※昔、君は僕を見ていたね。君を見ていなかった、僕を。


そして、今、僕は君を見ている。


僕ではない誰かを見ている君を。


君が見ているのは其の人。


……もう君は、僕には見られたいと思ってはくれないんだね。


※本句は、本作の先頭句と対になっております。


見ていたかった人は過去を糧にして、美しくなり。


見ていなかった人は、美しくなったそのひとを見て、過去に囚われる。


……以上でございます。


お読み下さいました多数の皆様方のお陰で、全方向とはいきませんがコンテスト締切日に終わりを迎えられました。

まだ完結設定にはしておりませんので、追加更新がございましても、こちらの句を末尾にすることは決めておりますので最終的には句列を移動する形を取らせて頂きます。もしかしたらこのままで完結とするかも知れません。(追記:一句を加えまして、完結設定にいたしました。)


以下、後書きを失礼申し上げます。


皆様のコンテストに向けて投稿された短歌・俳句の数々を拝読していますうちに、良いなあ、素敵だなあ、作ってみたいなあ、とお仲間に入れて頂きました作句。


今では、「今後も豆ははこの俳句を読んでみたい、読んであげても良いよ」と思っていて下さる心麗しき方がおられるかも、と、何か作句ができましたらまた、投稿をさせて頂こうかと画策しておりますほどに、楽しく、そして稀なる体験をさせて頂きました。

その際にはまた温かく見守って頂けましたら感謝感激にございます。

もちろん、小説の更新もしていきたいです。


お読み下さった方、フォロー、❤、お星⭐様を流して頂いた方。ご感想、レビューを寄稿して下さった方。誠にありがとうございました。


この句群が、皆様方に何かを感じて頂けておりましたら幸甚に存じます。


そして、末尾になりましたが、本作をお読み下さいましたこと、本当にありがとうございました。



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『俳句集合』の一 豆ははこ @mahako

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