第87話 2024年11月 名刺とスタンプを作成しました…… ~それは本当に必要なのか、どうか……それが問題だ~



 名刺って、社会人の常識……のはずなのだけれども。


 なんていうか、ペンネームって本名ではないんですよ。

(本名で執筆している人を除く。)


 だから、油断をしていたというか、なんというか。ええ、いい訳ですよね。


 これまで2回くらい「相生蒼尉」という名で打ち合わせなどを行い、その時に初対面の取引先のみなさんと会っているというのに。


 ……私、名刺を渡していないのです。


 いや、「相生蒼尉」の名刺とか持ってなかったし!?


 そもそも、書籍化されたことないのに作家名の名刺を用意している方がなんか怖くないですかね? ちょっと自意識過剰というか……あ、持ってる人はごめんなさい。




 それでもまあ、本当に初めての時(つまりネクストのお話を頂いた時)については、この言い訳も通用すると思うんですよ(断言)。失礼だったのは間違いないですけれど……。


 でもね。

 2回目となるコミカライズのお話を頂いた時はもうダメなのでは? 自分でも自分にダメ出ししてしまいますよ。あの時はもう、ネクストで書かせて頂いておりましたので。


 一応、プロを名乗れる……はず。


 だったら名刺を用意しておくべきだった……という反省があるのです。


 いや、本当に申し訳ありませんでした。名刺を頂くだけ頂いて、自分は渡さないなんて……なんてヤツだ、相生蒼尉……。




 そんなこんなでまずは名刺を作成することにしました。


 なんかWEBで簡単に発注できるという話を聞いたり、カクヨム公式ディスコードのとりあえず雑談というスレでみなさんがどんな名刺を用意しているかを聞いたりと、準備しまして。


 私は自宅で印刷することにしました。

 名刺用の印刷紙が普通に売っていたので。はい。

 使ったのはAoneという会社のマルチカードってやつですね。A4用紙1枚で名刺10枚になるやつ。


 掲載内容は、サインの画像、名前とローマ字、メールアドレス、カクヨムのマイホームとそのQRコード、裏面に代表作の名前とそのQRコード(カクヨム)という感じです。

 この内容はディスコード内の諸先輩方のご意見を参考にしました。


 QRコードは意外と簡単だった。ググって変換してくれるサイトを見つけたら終わり。画像データとして貼り付けるだけ。


 あ、ソフト(アプリ)はAoneって会社がやってる「ラベル屋さん」ってやつを使いました。

(最初、ワードでやろうとして余白設定ですぐにあきらめた……。)


 名刺作成そのものはそこまで難しくなかった。「ラベル屋さん」は最高でした。ありがとうございます。




 問題は名刺に載せる「サイン」の方でしたね……。


 以前、カクヨムネクストの方で「サインを描いてほしい」と言われまして。それが生まれて初めてのサインでしたね。よく分かってないから、漢字をなんとなく横に並べただけですけれど。


 つまり「相生蒼尉」と書いただけ。しかもへったクソな字で。へっっったクソな字で!

(大事なとこなので2回言っておきます。)


 あとでそのサインが他の作家さんたちと寄せ書きみたいになってたんですけどね。なんか、自分のセンスのなさに泣きたくなりましたね……。




 だから、名刺に載せるサインはちょっと頑張ってみようか、と。


 漢字の「相生蒼尉」をうまく崩したり、うまくつなげたりして、デザインしていくんですよ。

(私自身はセンスが足りないので、家族のアドバイスを求めました。何度も何度もダメ出しされながら……。ここは大きくとか、こっちは小さくとか、ここはもっと斜めにとか……。)


 で、完成したサインを画像としてパソコンに取り込む。


 それを名刺の左側にセットして、右側に名前なんかを配置。

 裏面には代表作。


 うん。色は青系統で。


 ……おお。できた。


 さっそく印刷してみた。裏も表も印刷して……出てきた紙はあら不思議。やまおり、たにおりと2回折ったらどんどんはがれていくんですよ。


 あっという間に10枚の名刺ができあがり。


 ……なんか楽しくなって100枚以上作ってしまった。そんなに必要ないだろ、と自分に突っ込みつつだけれど。




 こんなに簡単だったらもっと早く作っておけばよかった……と心から思いましたね。みなさんも名刺はお早めに。




 そこでおしまい、と言いたいところなんですけれど。


 実は、せっかく「サイン」のデザインが決まったのなら、と。


 その「サイン」をスタンプにしてしまおうかな、なんて。

(実はカクヨムコンを受賞したみずがめさんがスタンプにしててカッコよかったのでマネしたかったんですよね。)


 そんな感じで今度はスタンプ作成に挑戦したんですよ。


 さすがに自宅で、という訳にはいかない。WEB上で自分がデザインした「サイン」をスタンプにできるサイトを探しました。


 一番安いとこで……って価格を比較検討して。

 これもまた初めての挑戦。


 まずスタンプそのものを発注。そこにデザインを添付して送るんです。




 ……ただし、そのデザインのデータがよく分からんヤツでした。相生、情弱なので。




 ソフトをお試し1週間だけ利用するって感じで、取り込んだ画像データを貼り付けて、なんとか頑張ってデータを送りました。


 翌日、そちらからの返信で「画像のサイズが合ってない」って……。


 ……いや、サイズの合わせ方とか分からんし。


 再入稿の日付が決まってて、どう考えてもそこまでに画像作成ソフトの習熟度を高めるなんて無理でした。


 キャンセルしましたね……。




 ただ、今回の相生はそこであきらめませんでした。


 2番目に安いサイトで再挑戦したんですよ。


 そしたら、ここは難しいソフトとか使わなくても、WEB上でサクっと画像の貼り付けができる感じのサイトでして。


 ……あの苦労は何だったんだ?


 と思ってしまうほど簡単に注文できたんですよね。「パプリ」さんというサイトでした。




 そして数日後、サインのスタンプが届いたんですよー!


 めっちゃいっぱい押して遊んでました(家族が)。あんまりおもちゃにしないでほしい。


「ねえ、これ、どこに押すつもりなの?」

「それはもちろん、自分のほ……」

「ジブンノホ?」

「あ、いや……」


 相生、大失敗。


 自分の本なんて1冊もない。なぜなら、相生、書籍化したことないですから!?

 せっかくのスタンプが!? 約6000円もしたのに!?

 押す機会がない!?


 しかも、書籍化前にサインのスタンプを用意する痛い人になってしまった……。




 今も、このスタンプは家族のおもちゃとなっておりますね……。


 でも、いつか書籍化できるように頑張るんだ……。




 今回はそんな失敗も含めた、名刺とスタンプのお話でした。





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私的な創作への騙り ~相生の毒白~ 相生蒼尉 @1411430

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