正統派学園ミステリー

探偵に憧れる少女レモンと、一つの上の先輩健介のコンビによる、学園を舞台にしたミステリー作品。

『桜の下で待ってる』

物語は簡易なメッセージの一枚の手紙から始まった。
その言葉に込められた意味とは?

レモンと健介の二人の距離感がとても好きです。べったりではないけど、常にどこかでお互いを思い遣っている感じ。

読みやすいライトな表現でありながら、推理から真相に迫る迫力は本格的で、読み応えもあります。素晴らしい作品でした。

「レモン」なのが良いですね。なぜ「レモン」なのか気になります。「レモン」でなかったら作品を手に取る機会を失っていたかもしれない。

レモンの物語の第一章、『桜の手紙』をぜひ読んでみてください。