心の距離が『モノサシ』で見えるボクには、一人だけ近づきたい人がいる

――ボクが高校生になった頃、人と人との間に、『モノサシ』が見えるようになっていた。

この一文から始まる不思議な物語です。
『モノサシ』は人と人との心の距離。ボクは誰に対しても程よい長さに『モノサシ』を保つようになります。
ただ一人を除いて。

人と関わろうとしない望月さんが気になり、拒絶されても声を掛け続けるボク。
やがて彼女とボクのあいだの『モノサシ』が少しずつ短くなっていきます。

そんなある日、望月さんと義理のお母さんを目撃したボクは、思わず余計なことを言ってしまい……。

ここからの展開はぜひ読んでみてください。
爽やかで読後感の良いお話です!

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