映像化は無理です。モザイクだらけになります
- ★★★ Excellent!!!
R指定を付けることすら難しいのではないでしょうか。
戦時中行われていたおぞましい人体実験もさることながら、精神汚染まがいの攻撃を受け、物理的にダメージを受け、更に画面いっぱいに飛び回る虫たち。そう。虫たち!!
虫や集合体が駄目な想像力の豊かな方は、きっとこのホラーには耐えられないことでしょう。
しかも、後半に至っては、更に輪をかけたモザイク処理間違いなしの怒涛の展開が待ち受けております。
それでも、だとしても! 読後に思うことでしょう。青木さん? 君? 呼び捨て? が最後に口にした、これからやろうと決めたこと。戦時中、日本を守るために、良くするために、信じて一生懸命力の限り生きた兵士たちの強い強い想いを。そんな兵隊さんたちや、親子の思いやり。かなめと卜部の絆。是非最後まで薄眼を開けながら読み切って欲しいです。