ユーモアの裏表。女心が不器用に揺れ動くさま

現状七首詠まれた短歌集。
女性らしい表現、タイトルにある通り失恋絡みの短歌が詠まれている。
俳句短歌コンテストが開かれ私自身素人ながら、技巧派、伝統派、ユーモア勢と多様なものを拝見している。
作者さんは、この短歌のタグやプロフィール、そして日記から読み取れる通り、とてもユーモアを持ちながら苦しい立場にある。
私だって人を傷つけたくはない。
微妙なラインがどこにあるか分からない。
ならば触れない方がいいのか……。

色々考えた末ーー考えるのが面倒になった(笑)
あくまで失恋を詠んだ短歌として、率直に受け取りたい。

現状は一つ一つに解説がついている。
短歌の輪郭が浮かび上がり、背後関係が分かると寂しさ侘しさなどではすまない。
けれど解説で笑わせてくる(笑)
全く、笑わせたいのか沁みる詩にしたいのかどっちだ!(笑)

受け取り方は様々だ。皆さんの印象に残る一首が見つかるかもしれない。
私は心に沁み渡るものを見つけたし、そして笑った。
多様な参加作品の中にある、一つの作品としてお薦めしたい。
読者は決して悪ノリするなよ。公式にBANくらうぞ(笑)

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