忘るるが元々の死──とはよく言いますが、生きながらに忘れられるというのは恐ろしい……。オシャレな文体で描かれる、ふわりと浮く気持ちのする物語。そんな世界をぜひ味わってみてください!
全体像がまだ見えていませんから今はこう記しておきます。類似性を持つ作品は「怪異妖怪系」はもちろんですが、京極夏彦先生の作品や恒川光太郎先生の「夜市」などが挙げられるかもしれません。言葉巧みに描かれた物語がどこに向かうのか。今はまだ知る由もなく。今後が楽しみな作品になります。