暖乃、14歳。サンタクロースのおじいちゃんのお手伝い、頑張ります! ……って、やめちゃうの!?
クリスマスに関係なく、毎日、選ばれたたった一人に、その人が欲しいと思っている『もの』をプレゼントする『毎日サンタ』。
その中で暖乃のおじいちゃんが担当する『月曜日営業所』は、売上が悪く、おかげでトナカイたちも他のところへ営業に行く始末。サンタクロースの売上とは?
他のトナカイたちに、おじいちゃんの引退を阻止するよう熱心にお願いされた暖乃。トナカイたちのリストラもかけて、暖乃は週一サンタを頑張ることに!
この少子高齢化社会で、後継者問題に悩まされるサンタ職を守ることが出来るのか!!
サンタが届けるプレゼントは、物だけじゃない。
そして、毎日はいつも楽しいだけじゃなく、苦かったり、悲しかったりする。だから欲しいものがあって、けれどそれも色んなものが混ざっている。叶うのは難しく、だからこそ、かなった時嬉しいのです。
中学生のノンノのおじいちゃんは本物のサンタだ。
とはいえ、サンタさんはひとりではなく、何やら営業所なるものがあり、各地でクリスマスシーズン以外にも忙しく働いているようです。
そんなサンタのお仕事を、とある経緯で手伝うことになったノンノ。
サンタといや、トナカイ。もちろん、おじいちゃんの元にも三人のトナカイさんがいる。三頭じゃなくて?って思うでしょ。いいんです、だって彼らは人間化するから! しかもイケメンになるからー!! 個性豊かな三人組になるからあああ!!!
イケメントナカイ(?)とおっとりしたおじいちゃんに愛されるノンノは、一生懸命サンタのお仕事について学んでいきます。
もうね、そこには深い意味がどっさり詰まってるんですよ。
サンタはただプレゼント渡すだけが仕事じゃないんです。あげたら、はい、おしまい、じゃないんですよ。
どれだけの思いが込められているか。
ぜひ作品を読んでみてください。
読みやすい文章でコミカルな場面もたっぷりあります。
完結済ですので一気読みもおすすめです。
あと今、暑いんでね。サンタで涼みましょうぞ。
中学生女子・暖乃ちゃんのおじいちゃんは、正真正銘のサンタクロース(月曜日営業所)。
「そろそろ引退しようかな」と考えているのを、トナカイたち(人になれます)がキャッチ。暖乃ちゃんに助けを求めるところから物語は始まります。
いわば、おじいちゃんの家業を手伝い始めるのですが……。
物語のテンポがよく、コミカルで楽しく読めます。
また、トナカイたちのやりとりも非常に面白い。
また、こちらつばさ文庫のコンテスト応募作品なんですが……。
個人的に、「保護者がこどもに読んでほしい物語」じゃないかな、と思います。
私の周囲にも、「小学校高学年までは子どもの読む本は内容をチェックしている」という方がいらっしゃいますが、この物語、「仕事とは」とか「大切なことは言語化されていない」とか、子どもに大人が伝えたいことがうまく織り込まれていて、そういう意味でも私はお勧めだと思います。
夏休み、ぜひ親子で読んでほしい。
本物のサンタクロースがおじいちゃんのノンノちゃんこと神居岩暖乃ちゃん。
けれど、ある日突然、おじいちゃんがサンタを辞めると聞いて、さあ大変!?
どうやら原因は営業所の売り上げが悪いことが理由のようですが……。
仲良しのトナカイ達だっているのに、それにノンノちゃんが14歳になったら見習いサンタとしてお仕事を手伝わせてくれると約束していたのに、急に閉めると言われたって納得できないっ!
けれど、おじいちゃんが営業所を閉めると言っている日までは、あとわずか。
こうなったら、ノンノちゃんが見習いサンタになって、おじいちゃんに元気のプレゼントを届けに行くしかないっ!
と、テンポよくどんどん物語が進んでいって、あっという間に物語に魅せられてしまいます!(≧▽≦)
三匹(三人?)の個性豊かなイケメントナカイ達も素敵ですが、やっぱり一番魅力的なのは、元気で一生懸命な見習いサンタのノンノちゃんです!(*´ω`*)
ノンノちゃんの頑張りはおじいちゃんの心を変えられるのか。ぜひぜひ見守ってあげてください~!(*´▽`*)
中学生の女の子、暖乃ちゃんのおじいちゃんの職業はサンタクロース。
子供に夢とプレゼントを運ぶ、素敵なお仕事をやっています。
だけどそんなおじいちゃんが、サンタを引退する!?
おじいちゃんに辞めてほしくない暖乃ちゃんは見習いサンタとして、サンタクロースの仕事をお手伝いするのです!
このお話、サンタクロースと言う題材が良いですね。
みんな大好きサンタクロース。お仕事ものの要素もファンタジーものの要素もあって、児童書にピッタリです。
そして、サンタの相棒と言えばトナカイ。本作のトナカイは複数いて、そしてなんと擬人化しているのです。
擬人化したトナカイ達が、暖乃ちゃんをサポートしてくれます。
時に優しい言葉を掛けてくれるトナカイもいれば、きつ目の言葉を掛けつつも暖乃ちゃんの事を見守ってくれるトナカイもいます。
トナカイ達と力を合わせて、プレゼントと夢をお届けしましょう!
毎年クリスマスには世界中の子どもたちにプレゼントを配るサンタさん。なら、そんなサンタさんがクリスマス以外には何をしているのか知っていますか?
実はサンタさんのお仕事は、クリスマスだけではないのです。毎日、選ばれたたった一人に、その人が欲しいと思っている『もの』をプレゼントする『毎日サンタ』というのがあるのです。
このお話の主人公暖乃のおじいちゃん、アドじいも、そんな毎日サンタ。ですが、近々サンタを辞めてしまうかもしれないのです。
サンタのお仕事に興味津々だった暖乃は、もちろんそんなの嫌。力になれることがあればと、サンタのお手伝いをはじめます。
プレゼントをわたすだけだから、楽なものじゃないか。なんて思ったあなた、サンタの仕事はそんな甘いものではありません。これがけっこう大変なのです。
なら、そんな大変なのを暖乃が手伝っても大丈夫なのかと心配になるかもしれませんが、その辺は、ちゃんと手伝ってくれる人が、いえ、手伝ってくれるトナカイがいます。
サンタの相棒といえばトナカイ。しかもこのトナカイ、なんと人間に変身でき、さらにはイケメンで、それが三人もいるのです。
イケメンが三人も登場するなら、自分の推しが誰なのか、考えながら読むのもいいですね。
もちろん、推しを決めている間も、サンタのお仕事はお忘れなく。プレゼントを誰かを笑顔にするため、暖乃、頑張ります。