第3話 冥王星決戦
宇宙空母エンタープライズを旗艦とするケイ素人類連合宇宙艦隊100万艦が絶対防衛圏に近づいていた。
大地球帝国連合宇宙艦隊司令長官イソ・ヤマモトは絶望的な戦いを強いられようとしている。
彼の指揮下には次のような宇宙軍艦があった。
宇宙戦艦ナガト、ムツ、イセ、ヒュウガ、コンゴウ、ヒエイ、ハルナ、キリシマ、フソウ、ヤマシロ。
宇宙重巡洋艦モガミ、ミクマ、スズヤ、クマノ、フルタカ、カコ、アオバ、キヌガサ、ミョウコウ、ナチ。
宇宙軽巡洋艦キタカミ、オオイ、クマ、タマ、キソ、テンリュウ、タツタ、センダイ、ジンツウ、ナカ、ヤハギ。
宇宙駆逐艦シマカゼ、フブキ、シラユキ、ハツユキ、ムラクモ、アヤナミ、シキナミ、オボロ、アケボノ、ムツキ、ヤヨイ。
堂々たる大艦隊だ。
だが、敵艦隊に比べると、見間違えようのないほど非力であった。
冥王星決戦で地球人類軍は赤い砲弾1億発を撃ち尽くした。その中にはトモ・ミウラ弾やモモ・ヤマグチ弾も含まれていた。
ケイ素人類軍にいくらかの損傷を負わせることはできた。
しかし、ケイ素人類連合宇宙艦隊100万艦が99万艦になっただけだった。
「負けたか……。皇帝陛下万歳!」
イソ・ヤマモトはそう叫んで自決した。
大地球帝国連合宇宙艦隊は全滅した。
タモ・ヤマグチは大地球帝国首都トキオで悲報を聞いた。
もう地球人類を守るすべは残されていない。
開戦の原因は、大地球帝国がケイ素人類領クリミア星を侵略したことだった。
クリミア星攻撃を命じたのが皇帝陛下自身であることは、厳重に秘されている。
人命弾 みらいつりびと @miraituribito
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