主人公が幼馴染とともに野球部で甲子園を目指す!
これだけだとよくある熱血青春ものに見えますがこの作品は違います。
この幼馴染は女の子で、
この世界には変身生物が存在していて
そして変身生物は人類の営みの中に紛れ込んていて
そんなすこしふしぎな世界の中で、
主人公と幼馴染が野球部を復活させて甲子園を目指す
という日常が綴られたお話になってます。
最初はこの世界観を理解するのに少し時間がかかりましたが、
一旦受け入れるとそこから続きが気になって止まらなくなります。
特色ある登場人物たちの会話とは裏腹に
淡々とした語り口で情景描写がなされているのも印象的です。
そしてこのタイトルが意味するところも気になりますね。
是非あなたも一度読んでみてはいかがでしょうか?
このレビューを読んで知ってほしいことは、ただ一つ。
絶対に面白いです!!
「本当に?」と思った、そこのあなた!
半信半疑でも読んでみてください!
先へ先へ、と読み進める手が止まらなくなることでしょう!
主人公は時根巡也。甲子園を目指す幼馴染の女の子・空尾凛奈と部員0の野球部に入部します。
2人は残り7人の部員を集める活動を始めます。
大事なのは、ただの青春小説ではないこと。
この物語には『変身生物』という正体不明の生き物がいます。人間社会に紛れて暮らしているというのです。
時根巡也は、空尾凛奈が変身生物ではないか……と疑っています。
彼女が変身生物だとしたら、彼はどうするのか。第一話にて彼の口から語られています。
物語はまだ序盤。
変身生物がどのようにしてストーリーに関わってくるのか、見どころです!
まず、野球の話のはずなのにタイトルには「世界の敵」?
しかも、甲子園なのに男女比2:7。えっ?女の子がいるの?
そして読み始めてすぐに最大の謎にぶち当たります。
そんな不思議いっぱいの物語ですが、なによりも引き付けられるのは二人の主人公。
いつでも自信たっぷりアクセル全開の空尾凜奈と、それに淡々とつっこむ時根巡也。見ていて(読んでいて?)楽しい二人のやり取り。
そして、中学生から高校生になり、二人の間には少しほの甘い雰囲気も漂います。
物語はまだまだ序盤です。
野球部の部員集めに奔走する凜奈と巡也。
果たしてどんな部員たちが集まるのか?あらすじを見るだけでも個性的なメンバーが目白押しです。
そして、謎のアレはなんなのか?もしかして凜奈って……!?
面白いこと間違いなし!ぜひぜひ読んでみてください!!