窓枠は別世界への入口

「これを壁に付けて念じれば、どんなところでも移動できるの」

窓枠を手にそう言い、萌を異世界につれて行ってくれたのは、トーリィーランドから来たリリィでした。

友達との諍いで気分の落ち込んでいた萌でしたが、魔法のつかえる国、トーリィーランドを案内してもらい、不思議な光景にすっかり魅了されます。

夢見がちな少女の夢想とも、つかの間の異世界探訪ともとれる、不思議なお話です。