見えている世界は一つじゃない

 ある日常の一コマをきっかけに、手話の世界へ踏み出した作者様の綴るエッセイ。

 何かと余裕のない世の中。
政治家は頼りないし、多様性多様性ダイバーシティ! と至る所で叫ばれるわりには、逆に小さなコミュニティ同士の溝は深まっているような気がする。なんだか窮屈だな。今まで生きてきた世界って、こんな場所だったっけ?

 そんな哀しい心境に陥った時。少し立ち止まって、新しい視点から新しい世界を覗いてみる。こんな行為が大切なのではないか。
 このエッセイは、そんな視点を与えてくれる作品だと感じました。

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