見えている世界は一つじゃない
- ★★★ Excellent!!!
ある日常の一コマをきっかけに、手話の世界へ踏み出した作者様の綴るエッセイ。
何かと余裕のない世の中。
政治家は頼りないし、多様性多様性ダイバーシティ! と至る所で叫ばれるわりには、逆に小さなコミュニティ同士の溝は深まっているような気がする。なんだか窮屈だな。今まで生きてきた世界って、こんな場所だったっけ?
そんな哀しい心境に陥った時。少し立ち止まって、新しい視点から新しい世界を覗いてみる。こんな行為が大切なのではないか。
このエッセイは、そんな視点を与えてくれる作品だと感じました。