ある出来事をきっかけ手話を学ぼうと考えた筆者の体験談が書かれたエッセイ集。
手話というものを知らない人はいないでしょうが、具体的にどういうものなのか知っている人はどれくらいいるでしょうか?
どうやって学べばいいの? 本は売ってるの?
手話って何種類もあるの? 手話と指文字の違いは? そもそも覚えたところで使い道は?
そういった知ってるけどなにもしらない手話の世界を筆者の目線でわかりやすく丁寧に書かれています。
一話の内容は短くコンパクトで読みやすく、少し失礼な言い方になりますが『不器用でも何かを伝えよう』という想いが感じられる文書は読んでいて心地よく好感がもてました。
少しでも気になったのなら少しだけでも目を通してみてください。
一人でも多くの人に触れて欲しい、筆者の優しさを感じられる一本です。