九歳年下の皇帝との政略結婚は「きゅん」が散りばめられている

二十三歳の凛風は、停戦調停のため政略結婚をすることに。
相手は十四歳の皇帝、憂炎。
政略結婚のうえに年の差婚ということで、前途多難な幕開けのようですが、憂炎は皇帝として世を変えていく自覚を持った美少年。さらには、凛風に対して「僕の妻」と何度も口にする独占欲を持ち合わせています。
名義的には政略結婚とはいえ、運命の恋なのでは?
というところで、凛風の記憶が欠如していることが明らかになります。

タイトルにある「忘却公主」
そして、「記憶の封じ師」
これらが何を意味しているのか、非常にそそられます。

凛風はなくした記憶を取り戻すのか、それとも欠落したままなのか。
もしも記憶を取り戻したら、憂炎との関係はどうなるのか。
先の展開が楽しみな作品です。

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