緑と雲と、青空と。

主人公はすこし複雑な家庭事情をもつ、ひとりぐらしの女の子。すなおに気持ちを出すことができずに、それが体調にも影響しています。
でもある日、出会った青年は……。

冒頭からずっと、青々とした緑、ふきわたる風、草のにおい、かえるの合唱、青空とまっしろの雲。それらがずっとずっと、わたしの前にひろがっています。その、おおきく遠い風景のなかで、主人公が、ちいさな想いを持つのです。

あんまり、わたしがレビューで使うことがないことばなのですが。

なんて素敵な恋なんだろう。

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