空に住まう空うたうわたしのいき

そらまうそらうたうわたしのいき


     ◇


 最後におまけを一句。ここまでご覧いただきありがとうございました。

 これまでにも小説や歌にたくさんの空を出してきましたが、こうして俳句という極端に短い文字数のなかで表現するのは初めてでした。

 自分はその景色を知っているので、俳句からも容易に光景を思い浮かべることができるのですが、はたして上手く伝えられているのか……。もちろん、読んでくださったかたそれぞれが想像する空を好いてくださればよいのですけれど。このあたりの不安というかどきどき感はいつもと変わりありませんね。


 ナナシマイは冬の空に浮かんでいる設定(設定とか言わない)なので、これはわたしのものだ、みたいな感じの歌です。

 いき・・とは領域であり、言葉を乗せる声であり、わたしの生きるということそのものでもあります。これからもこうして歌っていけたらいいなと思います。願わくば粋なひとだと見られますよう。


 それではまたいつかの機会に。

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空に住まう空うたうわたしのいき ナナシマイ @nanashimai

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