長き夜に雲のシーツ手繰り寄せて

ながくものシーツ手繰たぐせて


       ◇


長き夜……秋の夜の長いこと。秋の季語。


 残暑も過ぎて夜がひんやり心地よくなって、たくさん外に出たくなる季節の歌です。虫の声を聞きながら星空を見ていると、空が自分のものになったように錯覚します。

 それはそれとして、星の明るい夜に雲が照らされているのを見るのが好きです。

 月影を見るときにも感じるのですけれど、星って思っているより明るいんですよね。そうして浮かびあがる雲は、背景が暗いのでほやんとしていてもよく見えます。


 秋の夜長になぞらえて、ちょっぴり大人っぽい感じにしてみました(そういうこと言うのが大人っぽくない)。

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