伏せ字遊び
うたた寝
第1話
「チ〇コ」
「急にどうした?」
「チ〇コチ〇コチ〇コ」
「おーい。もしもーし?」
「チ〇コチ〇コチ〇コチ〇コチ〇コチ〇コ」
「一心不乱にチ〇コ連呼してやがる……。投稿した小説のPVが0ばっかで壊れたか?」
「甘いな。そんなものに傷付くほどやわじゃない」
「そうかい。それは良かったよ。じゃあ何で卑猥な言葉連呼してるわけ?」
「卑猥な言葉を連呼してるように聞こえたかい?」
「少なくとも伏せ字で隠さなきゃいけないようなことを言ってるんだろうなとは思った」
「ふっ、甘いね。実際には『チョコ』と言っていたのさ」
「…………は?」
「だから、『チョコ』を伏せ字にして『チ〇コ』と連呼してたんだ」
「……何のために?」
「面白いだろ?」
「面白いか?」
「応用するとこんな使い方もできる」
「ほう」
「キミのチ〇コ(※チョコ)、カチコチだね……」
「そんなセクシーな声も出せるのな」
「漫画をキャラになりきって音読していた成果だね」
「漫画もそんな所に成果出されるとは思わなかったろうな」
「チ〇コ(※チョコ)だけじゃ芸が無いから他もやってみせよう」
「ほう」
「〇っぱ〇(※いっぱい)食べる?」
「これいつまで付き合えばいいの?」
「何だよ、付き合い悪いな。キミもやってみろよ」
「やだよ」
「いいからいいから。ほら、一回だけ。既に使ったの禁止な?」
「………………(考え中)」
「………………」
「お、お風呂場でア〇ル(※アヒル)で遊んだ……」
「引くわー」
「お前がやらせたんだろうがっ!」
「いやー、でも今のは引くわー。なーんか生々しい」
「何だろうな……。偉いもんで、ダメだしされると何か悔しいな」
「もう一回やるかい?」
「よーし。やってやる」
「では、3,2,1」
「……マ〇コ(※マナコ)、濡れてきちゃった……」
「何か生々しいんだよなー……」
「何でだよっ! 何が悪いんだっ?」
「…………顔?」
「顔ぉっ!?」
「品が無いとでも言うのかなぁ……」
「おい、それはネタに対するダメだしか? 顔に対してじゃないだろうな?」
「行き過ぎちゃうとちょっと笑えないのよねー」
「……んなこと言って、お前がチ〇コ好きってだけの話じゃねーの?」
「チ〇コ大好き!」
「(※チョコ)付けろよっ! 大いなる誤解を招くわっ!!」
「いやー、盛り上がったねー」
「ダメだしされただけだが……」
「令和の新しい遊びとして提唱していこう」
「規制が厳しくなる中で随分と攻めた遊びだな」
「名付けて『伏せ字遊び』」
「まんまだな」
「これは流行るぞ~」
「いや、流行んないだろ」
「何でだよ?」
「文章はともかく、口語でどうやってやんだよ」
「………………」
「………………」
「……みんなも遊んでみてねー!」
「誤魔化すなっ!」
伏せ字遊び うたた寝 @utatanenap
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