うたた寝

「ポッキーの日だぞ」 「勃起の日？」 「止めろ。BANされるぞ」

私は彼を振った。 それが悪いとは思っていない。 だけど、間違ったのかも、とは思っている。 これは私が彼を振った後の物語。

失恋した時に聴く歌として、みんなは何を思い浮かべる？ 僕？　僕は、そうだな～、やっぱ『女々しくて』かな。 では皆さん、ご一緒に。 女々しくて！　女々しくて！　女々しくて！　辛いよ…

最終出社日。 僕は好きだった会社の後輩に告白のチャットをした。 自慢でも何でもない、女性への初めての告白。 経験値の無さゆえか、その内容はあまりにもお粗末で…？ これは僕が最…

迫るバレンタイン。 貰えないだろうな、とは思いつつ、それでもどこか諦めきれず、 貰えないかな？と密かに期待していた相手が居たのだが、 その相手がバレンタイン当日有休を取って…？ …

世の中には二種類の先輩社員が居る。 年末年始に帰省・旅行に行った後輩からお土産が貰える先輩と貰えない先輩である。 彼は前者か、それとも後者か。 これは彼のとある日の日常を描いた…

人間はなぜ争うのか。 それほど不毛なこともあるまい。 だって我々は仲間ではないか。 これは彼女が持論を繰り広げたとある日の出来事。

彼は職場の後輩の女性社員に仕事の労いや感謝のチャットを定期的に送っていた。 しかし、そのチャットに対する返信は無く、リアクションボタンを押されるだけだった。 きっと、それは一つの…

出掛ける前、髪のセットを繰り返す彼。 髪型に拘りも無い彼女はずっとセットが終わるのを待っていて…。 バラバラな二人のちょっとした日常を切り取った物語。

『好き』って言われると好きになる、という話がある。 『んなわけあるかい』、と彼女は思っていたのだが… これは彼女のとある日の日常を切り取った物語。

深夜まで作業しても労いの言葉も無し。 体調を崩しても気遣いの言葉も無し。 自分はこの職場に必要なのだろうか？ 転職という言葉がチラつき始めた彼だったが…？ これは彼のとある日の…

チャットはただの文字。 顔も見えなければ声色も分からない。 だからこそ人はその裏を妙に勘ぐる。 これは彼のとある日の失恋と言えるのか怪しい失恋の物語。

初めてのことというのは何事も不安でドキドキするもの。 今回彼女が初めてチャレンジするものは「クレジットカード」。 はてさてどうなることか？ これは彼女の初めての体験を切り取った…

休日、彼は本屋を散策していた。 ふと、本屋の中に流れてきた音楽に彼は足を止める。 この曲のタイトルなんだっけな…、と彼が考えていると…？ これは彼のとある日の日常を描いた物語。

「うそつき……」 私は誰も座っていない席に向かってそう呟いた。 そこに座っていてほしい人はもう居ない。 これは私のとある日の別れを描いた物語。

『全部持った？』 玄関に居る彼女に彼は訪ねる。 言われた彼女は荷物を確認し、ある物を彼へと返す。 次の日からも、彼の日常は進んで行く。 これは彼のとある日の日常を描いた物語。

出勤した時から体調が悪そうにしていた彼女。 帰れば？　と彼は何度か伝えるも彼女は帰ろうとしない。 そんな仕事熱心だっけな？ と首を捻った彼だったが、彼女が帰らない理由を知り…？ …

「いよいよだな……」 日付も変わろうと夜が更けてきた時間帯。 会議室でそう呟いた高原に頷く叶恵。 どうやら秘密の作戦が決行されるようだが、色々トラブルが発生し…？ これは彼らの…

恋愛経験０の彼女。 しかし周りからはモテそうに見えるらしく、 いつの間にか彼女は小悪魔女子ということになり……？ これは彼女のとある日の日常を描いた物語。

飲み会嫌いの彼女。 飲み会のほとんどを断る彼女だがそんな彼女にも飲み会に参加したい時があり…？ これは彼女のとある日の日常を描いた物語。

「今日デートなんですよ！」 嬉しそうに語る彼女。最近付き合い始めた彼氏とデートがあるらしい。 ところが退勤前、上司から今日中の仕事を頼まれて…？ これは彼のとある日の日常を描い…

「せんぱーい！　お話したいでーす！！」 飲み会にて、後輩の彼女が彼へと声を掛けた。 「何？　ずいぶん懐いてるじゃん」と、彼の同期が彼女に聞いたところ、 返ってきた返事は『お兄ちゃ…

社内恋愛。 両想いになってそのまま結婚して社内から祝福されるものも居れば、 別れたり、フラれたりして社内に居づらくなったものも居る。 いたたまれない後者の人間はそのまま会社を去る…

事件である。いっそ大事件である。 私の先輩がマッチングアプリを始めるとか訳の分からないことを言い出した。 何が何でも阻止しなければ…っ！ これは私のとある日の日常を切り取った物…

「犯人は、貴方だ！」 探偵らしく高らかと言い放った女探偵。 しかし、披露した名推理に皆さん納得いかないようで…？ 探偵行く所に事件あり。 これは彼女の事件の記録の物語である。

入社して3カ月。 新人研修を終えた社員はそれぞれの部署へと配属される。 配属されればお決まりであるのが新入社員に対する歓迎会だが、 先輩の彼と後輩の彼女にはちょっとした因縁があり…

蜘蛛の糸に掛かった蝶。 弱肉強食の世界。 捕食のためであれば許されるだろう。 だがもし、蝶を糸に絡めて弄んでいるだけだとしたら？ それは許されるだろうか？

彼女がコーヒーショップでバイトをしていたある日、お客さんが忘れ物をした。 先輩社員は土砂降りの外を指差して言う。 「ダッシュ」 これは彼女のとある日の日常を切り取った物語。

一流企業の社長の娘。社長令嬢。お嬢様。 そんなものはフィクションの存在だと思っていた彼。 しかしひょんなことからそんなお嬢様が彼の後輩になって…？ これは彼らのとある日の日常を…

初めてのことというのは何事も不安でドキドキするもの。 今回彼女が初めてチャレンジするものは「ネット通販」。 はてさてどうなることか？ これは彼女の初めての体験を切り取った物語。

一人オセロという激しく高度な遊びをしている彼女。 そんな優雅な時間が乱暴に開けられたドアによって破られる。 どうやら今日も迷える子羊が相談へと訪れたようだ。 今回の相談内容は『…

「〇〇〇〇〇〇〇、〇〇〇〇〇〇〇？〇〇〇〇〇〇〇！」 「内容紹介を伏せ字オンリーですな。何も分からん」

休日のお昼。彼女が昼食を作っていると、彼からご飯に行こうとお誘いが。 タイミングが最悪と言えば最悪だが、彼女は特に嫌がらずに行くことに。 ところが待ち合わせ時間には遅れるわ、道に…

『嫌そうな顔』でちょっと話題になっている女性アイドル・木陰。 今日も写真撮影があるが、カメラマンに嫌そうな顔をご所望される。 嫌そうな顔の誕生秘話とは？ 木陰は何故アイドルになっ…

昔の友人に飲みに誘われた彼。 言われて待ち合わせ場所についてみると出会い頭に金的をされ……？ これは彼のとある日の友人と再会した日常を切り取った物語。

自慢でも自虐でも何でもないが、千円カット以外で髪の毛を切ったことが無い彼女。 髪の毛に拘りも無いから、短くさえしてもらえればいいと思っていた。 そんなある日、事件が起きて……？ …

どこに行っても混んでいるゴールデンウィークの祝日。 その人混みの多さに彼女は行き先の変更を決断する。 これは彼女のゴールデンウィークの祝日の日常を切り取った物語。

研究者・レナとその助手（もどき）・マンタ。 日常を非日常へ、非日常を日常へと変えていく二人の研究。 これはそんな二人が取り組んだ自由研究の発表場である。 「……（オレ、いつから…

苦いコーヒーを甘くして優雅なひと時を過ごしていた彼女。 そんな優雅な時間が乱暴に開けられたドアによって破られる。 どうやら今日も迷える子羊が相談へと訪れたようだ。 今回の相談内…

再び土日出勤をさせられている彼。 愚痴りたいことがいっぱいあるのに、今日も愚痴れる相手が居ないらしく……？ これは彼のとある日の土日出勤の話を切り取った物語。

サボりにはサボりの流儀がある。 人を巻き込まないこと、テストで点はちゃんと取ることなどなど。 ……え？　サボってるやつが何を言ってるって？ それは言わないお約束。 これは彼女の…

朝からずっと怒っている彼女。 理由に心当たりが無かった彼だが、昨日が何の日だったかを思い出し……？ これは彼らのとある日の後日談を切り取った物語。

元旦。 大晦日で夜更かしした人はまだ眠っているか、眠い目を擦りながら初詣へと向かっているかしている中の朝４時。 そんな中、京子のお年玉を賭けた母親との対決が静かに始まろうとして…

『恋人が居ないから』という理不尽な理由でクリスマスのバイトを押し付けられた彼女。 閑古鳥が鳴く店内で冬の寒さも手伝って震えていると、 同じく、クリスマスに働かされている男性が店の…

撮影時期5月。バレンタインなんてとっくに期限切れのイベントなのだが、突然「チョコが欲しい」と抜かしだした彼。 とりあえず、彼にはレンガを投げつけておいたが、それだけでは流石に可哀…

人波の中、彼女は立ち止まった。 涙が出て、足が震える。 そんな彼女の肩を掴み、男は言った。 「サボるよ」 これは彼女のとある日の不思議な日常を切り取った物語。

ハロウィン。 彼女が子供の頃はそこまでメジャーなイベントという認識は無かったが、 近年では一番好きな行事に名前を挙げる子供も居るのだとか。 楽しんでいるのは大人も一緒で、今年もき…

夏休み。小学校という名の社会の檻から束の間の間とはいえ解放された彼女はプールへ行くことへ。 さほど乗り気ではない眼鏡の友人も誘ってプールへと行ったのだが、 そこで顔をロッカーに突…

夜、彼が会社から帰宅すると、リビングには散らかった木材が。 どうやら彼女がＤＩＹを途中で断念して放置したらしい。 仕方なく後を引き継いだ彼だったが……？ バラバラな二人のちょっ…

1on1が我が社に導入されることになった、と役員から発表があった。 しかし、集められたマネージャー陣の反応は良くなく……？ これは彼のとある日の会議室の話を切り取った物語。