付録
アケルケイラ(Wikipediaより抜粋)
アケルケイラ(Akealcarer、アケアルケイレル、エイケエイケイレアーとも)とは、クトゥルフ神話作品に登場する架空の生物。初出は『狙われた裏高尾』である。
イスの大いなる種族が遥かな未来から放った生態兵器であるとされる。この生物は過去のさまざまな時代に送られており、脳内に仕込まれた受信機のようなもので指令を受けており、イスの大いなる種族にとって不利益な存在を抹消するのに使用されるという。
アケルケイラは捕食したものを完全に抹消する能力を持つ。この消し去る力は人知を超えたもので、対象者の肉体ばかりか、対象者と関わったものの記憶やそれまで生きてきた痕跡のすべてをなかったことにしてしまうほどである。
そればかりか、道路や坂といった地形そのものを飲み込む場合もあり、その際には関連する地図や記録などもたちまち変わってしまう。ただ、敏感な人でなければ、そのこと自体に気づくことはない。
稀に存在する変化に敏感な者は、見慣れない地形が突如現れたと感じ、困惑するという事例が見られる。
特に21世紀の地球に派遣されたアケルケイラはクトゥルフ復活の契機になる人物を消し去ることが目的とされているが、イスの大いなる種族そのものがクトゥルフとどのような関りを持っているかは不明である。あるいは、未来の地球において、彼らの滅亡の原因となるのは、クトゥルフの存在なのかもしれない。
その姿は視覚や聴覚、嗅覚といった通常の感覚では感じ取ることができないため、過去の知的生命体に発見することはまずない。
ただ、霊感の強い人間がその姿を知覚することがあり、カエルのような頭部にムカデのように節くれだった胴体、無数の這うような脚部で構成されていると伝えられる。
アケルケイラの製法には名状しがたいものと呼ばれるハスターの体の一部が用いられており、そのためイスの大いなる種族をもってしてもブラックボックスと化している箇所がある。また、そのため、アケルケイラの死体を積み重ねることでハスター召喚に利用されたという例もあった。
その特性から「不可視生物」と呼ばれ、「沈黙の捕食者」という別名がある。
狙われた裏高尾 ―不可視生物アケルケイラ登場― ニャルさま @nyar-sama
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