収納って、実はとんでもないのでは……?(クロエかわいい)

一時のテンプレを踏襲した、Web小説としてかなり完成度の高い作品だと感じました。
追放ものとして、一番に重要な追放理由がしっかりとしている時点で素晴らしいです。第二話におけるアベルの気分の沈みようもきっちりと描かれており、今後、彼がどのようにして成り上がっていくのかに期待が持てます。
一話あたりの読書量も丁度良いです。
また、キャラクターも魅力的です。やっぱりクロエが良いですね。かわいい。
あとはアベルのクロエを心まで含めて護る、という誓いの本気度も良いです。
一話以降の展開は全体的にストレスフリーであり、すらすらと先を読み進められます。
また第十四話や三十九話ではお待ちかねの展開があり、アベルと共にテンションが上がりました。活かし方次第で能力が開花する展開はいつ見ても良いです。
その他にも、追放ものの面白さとして、追放した側の展開が気になるというのがありますが、五十一話以降にその辺りの要素が詰まっているため、追放ものの作品として評価するのであれば、そこまでは読むことを強くおすすめします。

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