人を操る魔法の戦いぶりは

 戦争による国の崩壊、荒廃に至る流れが細かく描かれており、長大な戦記物語となることが期待されます。

 どこか荒んだ世界観ゆえに、主人公ナナのよく言えば善良な、悪く言えば世間ズレした感覚が映えます。
 人を操ったり、人造人間を作れる強力な魔法使いである彼女だからこその生き方、考え方であるようにも思えますが、ある意味では狂気かもしれません。

 最新話ではついに戦場にて、彼女の天才指揮官ぶりが発揮されつつあります。

 どのような戦いと決着を見せてくれるのか、今後に期待のファンタジー戦争物です。
 ご一読いかがでしょうか。


※このレビューは最新話が「第20話 思考」の時点で書かれました