ギルド回収人は勇者をも背負う　～ボロ雑巾のようになった冒険者をおんぶしたら惚れられた～

　女主人公（ヒロイン）のウィーの周りには、癖のある先輩が。とんでもないかまってちゃんですが、ある日、その先輩と出かけた先で勇者の家系の騎士様を助けたとことから神様（？）によるいたずらが始まりました。それは、恋のいたずらなのでしょうか？果たしてウィーの恋の行方はどうなるの？
　そんな風に、本当に楽しく読ませてくれる小説です。また、時々いや、結構（かも？）面白いワードも出てきますね。作者様の発想と単語力に笑いが漏れます。是非皆様にもおすすめいたします。

えええ、好き。
設定もすんなり頭に入り読みやすく、あっという間に読み進めてしまいました。
キャラ同士のやり取りも面白く、コミカルでクスリとする場面も……と思うときゅんとさせる上手さ。
途中ちょっぴり切ない場面もありつつ、心理描写も上手で、もっと押せ！と天の声をあげつつ……まだ途中なので、楽しみに読み進めます！

私が作品を読む時にまず最初に気にかけるところは、内容や設定ではなく、所謂「小説の形式」で書かれているかどうか、というところです。
一般書籍の形かどうかと言うところですね。

この作品は、しっかりとそれを意識して書かれているので、書籍慣れしている読者様方はストレスなく読み進めることができるのではないでしょうか。

作品内容に関しましても、ギルド職員というシナリオを構築するのが難しそうな役どころにヒロインを配置しているにもかかわらず、しっかりと設定やシナリオが練り込まれていますので、違和感を覚えないと思います。

シーン描写に関しましても丁寧に描かれていますので、すんなりとそのシーンを想像できる…続きを読む