大切な人との記憶と繋がりを頼りに行われる、デスゲームのお話です

デスゲーム、というと非日常や死を連想してしまいますが、こちらのお話は日常の中で大切な人の心を乗っ取り消してしまおうとする相手と対峙して行われる、ちょっと変わったデスゲームのお話です。
大切な人の中身が変わってしまうという恐怖と、それを助けるために自分の記憶を辿ったり、大切な人の家族に会いに行ったり、どんなに頑張っても上手くいかない事へ苛立ちを感じたり……、そういった主人公の感情の揺らぎがとても丁寧に描かれていて、読んでいくうちにどんどんのめり込んでしまいます。
心を乗っ取ろうとしている相手がどんなものなのか、大切な人はちゃんと帰ってきてきてくれるのか、ハラハラドキドキしながら一気に読んでしまいました!
一体どんな結末を迎えるのか、是非読んでみて欲しい素敵なお話です!