あとがき

 ということで、今作「菊の刀」は、これにて完結とさせていただきます。



 「えぇ!? ここで終わんのぉ!?」「中途半端すぎん!?」「アニメ版ボーボボみたいな終わり方やな」……えー、はい、こんなふうに思った皆様、正しい反応であります。


 これはひとえに、作者めに責任があります。


 まず言ってしまうと、今作、全くプロットを作っていませんでした( ゚д゚)


 射雕英雄伝2017年版を観た時の興奮、百合系アニメ漫画作品の過剰摂取、「武侠世界に和風剣士登場させたらウケるんじゃ?」という思いつき……

 これらのファクターによって、この「菊の刀」は誕生し、勢いで描き殴り、勢いで投稿いたしました。

 最初は滑るように書き進められましたが、停滞はすぐにやってきました。


 はい。プロット立ててなかったのでorz


 村上春樹氏はプロットを作らないことで有名で、身の程知らずにもその真似をしてみて、やはり失敗した感じでした。

 ちなみにこの村上春樹方式の失敗は二回目です。もうやらない。次からはしっかりプロット立てます(ハルキストの父曰く、村上小説は「歌」みたいな感じだからノープロットでもいけるんじゃね? とのこと)。


 とまあ、そういう感じで停滞してしまった今作ですが、せめて『唐家楼』の話だけは書き切りたいなぁと思い、どうにかこうにか考えて、ようやくここまで走り切りました。

 半ば無理やりに終わらせた感じですが、それでも放置するよりは良いかなと思ったので、とりあえずはヨシ! とすることとします。自分的に。

 今作は一つの教訓として、作者の心に刻んでおきます。



 ……と、いろいろと猛省を述べましたが、主要キャラである菊と昀昀は、個人的は気に入っていて、書いてて楽しかったです。

 剣が達者で口と態度が悪いけど、どこかネコ気質がある菊、

 冷静だけど好奇心が強く、怪力で攻め気質のある昀昀、

 もしも機会があれば、この二人をモデルにしたキャラを、別の作品で出したいなと思いました。






 でわでわ、また次回作でお会いしましょう〜

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

菊の刀〜島国の剣客、大陸の武林へ武者修行の旅に出る〜 新免ムニムニ斎筆達 @ohigemawari

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ