第3話 現代編:ビデオ会議

※会話文のみの物語となります。


ジオ「みんな、冒険部エクレアは今部員不足でゼフィール校長に廃部に追い込まれている状況だ。だから、部員をいかに増やすか、各自の寮の部屋からゾームというアプリを使ってビデオ会議をするよ」


シバ「ゾーム操作のサポートはジオの隣でシバがしてるワン」


ジオ「みんな、僕の声聞こえてる? 聞こえる人は👌ボタン押して」


エイト「Xぅぅあああおおおおああああああ!!」


ブッチ、ベヒーモス、バハムート「👌」


アジュ「……」


ジオ「あれ、アジュの反応がないな。高そうなヘッドフォン着けてるのに……。アジュ、ねぇ、アジュ、僕の声聞こえる?」


アジュ「……」


シバ「アジュは今ジオのASMRを夢中で堪能してるところだと思うワン」


ジオ「僕のASMR? まぁ声が聞こえてるならいいか。それで、誰か意見あr」


エイト「はいはいはいはいはあああああい!!」


ジオ「人が話してる最中に発言するな。はい、エイt」


エイト「俺様をこの部のシンボルにすればいいと思いまぁァァァアアああす!」


ジオ「無しで。一年の新入部員がいきなりシンボルってどういうことだよ。音割れるから次発言する時にはもう少し声抑えてね。はい、次」


エイト「待って! ジオ先輩! 俺様のターンはまだ終わっちゃいねええええ」(ブツ)


シバ「話が進まないから、エイトには強制退室してもらったワン」


ジオ「仕方ないな。他に意見ある人いる?」


ブッチ「乙」


ジオ「何、ブッチ」


ブッチ「乙」


ジオ「エクレアは学校上位の冒険部のイメージが根付いているから、未経験者には入部しにくい傾向がある? 成程、確かにそれはあるかもしれないね」


ブッチ「乙」


ジオ「未経験者大歓迎! 先輩達が優しく教えます! と部活の説明蘭に付け加えるのも一つの手としてある? それ良いかもね」


シバ「ジオの汲み取る力が凄くて笑うしかないワン」


ジオ「他に意見ある人いr」


エイト「はいはいはいはいはいぃぃぃぃぃ!」


ジオ「な!? 強制退室したはずのエイトの声が割り込んで!?」


シバ「エイトがジオの部屋に直接押しかけてきているワン!」


ジオ「なんだと!?」


エイト「俺様を!エクレアのシンボルに!いや、この学校の神にしようぜ!はい決定!これからは俺様の俺様による俺様のための学校なあああああ!!」


終わり。

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腐食の世界〜ギャグ集〜 もりすけ @morisuke77

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