概要
夢という言葉を使う時、なんだか少し首が痛くなる。
彼女が授業参観の日に語らなかった「家族旅行がしたい」という夢の真意と恋愛について。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!このままどこまでも行ってしまいたかった。
──夢という言葉を使う時、なんだか少し首が痛くなる──
この最初のワンフレーズでもっていかれた。物語にぐっと入りこまされた。そしてこのフレーズは物語の随所で効いてくるのだ。
話自体は類型的なボーイ・ミーツ・ガールものだ。しかし、春海水亭らしさが全面的にある(と思う)。そのらしさとは、「どうしようもなさ」を受け容れることと言ったら良いだろうか。
本作が書けるから(書籍化した別作品)『僕の妹をさがさないでください』も書けるのだと、一人納得した。
ホラーでもギャグコメディでもない、良い意味で、春海水亭のくせにズルいと思ってしまうくらいエモい短編。皆さまにお薦めします。
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