現代魔術の使い方
水城みつは
hello, new world
世間は何度目かの空前のAIブームになっていた。
何でも答えてくれるAIがローカル動作も可能となったら試してみるしかないだろう。
TB超えの大容量モデルをダウンロードしてうきうきセッティングを済ませた。
「Hey! メルリン、魔術を使えるようにしたいんだけど、どうしたら良い?」
まずはネタになりそうな質問を行った。
しばし、カーソルが点滅する。
『魔術の発動には
おおぉ、フィクション的なことも答えてくれそうだ。
『1.
その際、
いいね、
チャクラなら気やマナ、霊気とかだけども、魔術ならば
『2.
魔力の性質とかもあったら面白そうだ。
基本四属性に光と闇とか厨二心がくすぐられる。
『3.
――
「Yes! 当然イエスだ」
あ、思わず大きく答えてしまった。
――
ブーンとパソコンのファンの音が大きくなる。
「えっ、ちょっ、何か怪しいソフトインストール始まった?」
薄暗い部屋で薄っすらとパソコンが光っている。
ゲーミングPCばりにGPUは積んでいるが、光る仕様ではない。
いや、ケース自体が光っている。
次第に光は広がり、キーボード、モニターまでも光りだした。
そして、机においてあったスマホのディスプレイも点灯し、光を放ちつつメッセージを表示する。
『hello, new world』
その日、世界は
現代魔術の使い方 水城みつは @mituha
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます