現代医療×魔術で人を救う、天才Dr.スズ

天才であるDr.スズは、ある時、突然異世界に飛ばされてしまい、何故か身体が縮んで10歳くらいになってしまう!
しかし、Dr.スズは医者。
どこにいてもそれは変わらない。

はじめて出会った異世界人を助け、事故で怪我を負った少女を助け、不器用を自称しながらも周囲の手を借り手術を行う……。
その根底にあるものは、人々を救うという想い。

本作は、主人公がチート持ちの異世界もの……と、それだけ聞くとありふれたものですが、Dr.スズには上述のような熱い想いがあります。
また、彼女が持つチート能力は、彼女が持つ医療知識があって、はじめてチートなり得ます。
すなわち、現代医療×魔術。

現代医療×魔術という組み合わせで、次々と病名を突き止め、治療をほどこしていく様は、異世界人からすれば神の御業のように見えます。
しかし、そこはDr.スズ。
どれだけ自分が卓越していようとも、先人たちへのリスペクトを忘れず、驕ることもなく、ただ医療に専念する様は好感が持てます。

彼女が異世界に飛ばされたことに、どのような意味があり、彼女はこの世界に何を見いだすのか。
この先の物語で、Dr.スズが異世界でどう変わるのか。
先が気になる一作です。

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