概要
鎖国前の日本を舞台に貿易商の英国少女が紡ぐ歴史ライト文芸の新しいカタチ
時は17世紀。日本の貿易玄関口にて細々と雑務をしていた金髪碧眼の少女オフィーリアは商人の松浦から商館員次席の推薦を受けた。イギリス商館にて試験として二つの課題を与えられ、専属女中の知枝と出会う。
一つ目の課題【商談の成立】しかし大阪の名刀工である国貞の圧に負け、決裂。思い悩むオフィーリアだが、知枝の言葉により核心へ一気に近付き、安満岳で国貞の重荷を買い取る形で商談を成立させるのであった。
二つ目の課題【貿易を発展させる案】の模索中、松浦から密貿易の疑いがある知枝を探るよう命令される。オランダ商館長、エデュアルトが開催した競売市場を経て誤解を解いた二人は、商館員と薬膳料理人になる夢を共有する仲に。
しかしエデュアルトの揺さぶりにより、オフィーリアは家族を助けに小舟で海へ出る無茶へ走ってし
一つ目の課題【商談の成立】しかし大阪の名刀工である国貞の圧に負け、決裂。思い悩むオフィーリアだが、知枝の言葉により核心へ一気に近付き、安満岳で国貞の重荷を買い取る形で商談を成立させるのであった。
二つ目の課題【貿易を発展させる案】の模索中、松浦から密貿易の疑いがある知枝を探るよう命令される。オランダ商館長、エデュアルトが開催した競売市場を経て誤解を解いた二人は、商館員と薬膳料理人になる夢を共有する仲に。
しかしエデュアルトの揺さぶりにより、オフィーリアは家族を助けに小舟で海へ出る無茶へ走ってし
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!読んで欲しい。真摯に書かれた時代小説。国を超えた女性の友情。
埋もれています。こんなステキな物語なのに!
私がごちゃごちゃ言うよりも、作者の作品紹介をまずは貼り付けます。
1615年、長崎県平戸島は外国の技術や文化が流れ込む世界の貿易窓口だった。その港町で商人の出世街道を行くイギリス人のオフィーリア・ハリソンの元に女中として料理人に憧れる知枝(ちえ)が付くことになった。江戸幕府が君臨する時代、二人の少女は果たすべき約束と夢を胸に抱いて、欲望渦巻く競売の世で運命を共にする。これは『食』と『商』が交叉する、信頼と知略の貿易浪漫である。
※南蛮貿易とそれに関連した歴史人物をモデルにしたフィクションです。
ほんとうにねえ、ステキなんですよ。反発し合…続きを読む