筋肉自慢の男が深夜の散歩中に見つけた本屋に入ると、ぐちゃぐちゃと綿の詰まったぬいぐるみが店員だった。その本屋を出た直後「いいわけの魔女」から「アンラッキー7の呪い」をかけられる。

烏川 ハル

いいわけの魔女

   

 この話の発端となったのは、深夜の散歩中に起きた出来事だ。


 そもそも俺は、大学生になり一人暮らしを始めた頃から、妙に寝つきが悪くなっていた。

 寝られない時の対処法は人それぞれだろうが、俺の場合、ぶらぶらと一時間くらい外を散歩する。するとようやく睡魔が訪れるのだ。

 とはいえ、その程度で歩き疲れるわけではない。俺は筋肉に恵まれた体つきで、体力にも自信あるタイプなのだから。

 ならば、精神的な理由なのだろう。この辺りは学生向けアパートも多いせいか、夜中でも電気がついている部屋が結構あったり、俺みたいに外を出歩いている若者がいたりする。

 そうした人々の存在を感じるだけで、なんだか安心感を覚えたのかもしれない。


 まあ行動原理はともかくとして、その夜も俺は、少し近所を歩き回っていた。

 特にその夜は、行きつけだった本屋の方へ足が向いていた。

「行きつけの本屋」ではなく「行きつけだった本屋」だ。かなり遅くまで開いている本屋なので、それこそ夜の散歩中に立ち寄ることも可能なくらいだったが、そんな営業形態が災いしたのか、あるいは立地が悪かったのか。一ヶ月くらい前に閉店していた。


 住宅街から少し外れた裏道を進んでいくと、道の両側に緑の木々が立ち並び、ちょっとした林か森のようになった場所に差しかかる。その「林か森」の途中にポツンと建っているのが、問題の本屋だった。

 緑の木々に挟まれた区間には街灯もなく、かつては本屋のあかりを目指して歩いたものだが……。

 それもなくなってしまうと、月明かりと星明かりだけが頼り。真っ暗に近い中を、俺はてくてくと歩く格好になっていた。


 そんな状況でも、見慣れた建物が見えてくるとホッとする。閉店しても本屋の建物自体は取り壊されていなかったのだ。

 建物が残っている以上、もしかしたら居抜きみたいな形で、また別の本屋が同じ場所に入るかもしれない。今この瞬間は夜だから営業していないにしても、もしも昼間営業しているのであれば、看板だったり営業時間の貼り紙だったりがあるかもしれない。

 そう考えて、本屋の跡地に近づいてみると……。

 先ほどの「ホッとする」から一転、背筋がゾッとしてしまう。寂しい場所にある建物の前に、ひとつの人影があったのだ。


――――――――――――


 一瞬、幽霊や物の怪モノノケたぐいかと思った。しかし星と月の光に照らされた姿をよく見ると、どうやら人間の男のようだ。

 ならば俺みたいに、潰れた本屋の跡地を夜中に見に来たのだろうか? そんな酔狂な人間が俺以外にも存在するのだろうか?

 なるべくソーッと近づきながら様子を見守ると、男の方では俺に気づいていないようだった。

 薄暗いのでわかりにくいが、どうやら目を閉じているらしい。しかも両手を合わせている。まるで仏壇にお参りするみたいなポーズだ。

 もしかすると、彼はこの本屋とゆかりのある人物であり、この本屋が店じまいした理由は店主の死去だったのだろうか。

 そんな考えも浮かんだけれど、それはすぐに打ち消された。明らかに「お参り」とは思えぬ独り言を、男が呟き始めたからだ。


「姿をあらわせ、魔法の本屋」


 発言そのものも奇妙だったが、さらに異常なのは、歌うような抑揚がついていたこと。音階で表すならば、俺の耳には「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ファ・ミ・レ・ソ・ファ・ミ・レ・ド・ド・ド」と聞こえた。


 これは何か暗号や合図、あるいはファンタジー小説などに出てくる呪文詠唱なのだろうか?

 空想じみた考えが頭に浮かび、自身の発想を否定しようとしたタイミングで、本屋の建物がパッと明るくなった。

 かつての営業中のような、いやそれ以上の明るさだ。それこそ魔法みたいな……。

 俺が呆気にとられていると、先ほどの男は店の中に入っていく。

 それから二、三分もしないうちに、まるで「用は済んだ」と言わんばかりに、その光は消える。建物だけが残った本屋の跡地という、元の状態に戻るのだった。


 呆然としたまま、俺は十分も二十分も立ちすくんでいたらしい。

 また建物が明るくなり、先ほどの男が出てくる。彼が言うところの「魔法の本屋」で買い物が終わったのだろう。

 男が歩き出すと建物は再び暗くなるが、男が行くのは、俺のいる場所とは逆方向だった。だから俺の存在には気づかぬまま、男は帰っていく。


 男の背中が完全に見えなくなるまで待って、俺も本屋の前まで足を運ぶ。

 月光に照らされた建物は、ただの潰れた本屋にしか見えなかった。たった今この目で見た出来事が嘘のようだ。

 ドキドキどころか心臓がバクバクしながらも、俺は好奇心を抑えられなかった。

 目を閉じて両手を合わせながら、耳にした音階に乗せて、先ほどの呪文を詠唱してみる。

「姿をあらわせ、魔法の本屋」


 たとえ魔法の呪文だとしても、魔法発動に魔力のたぐいは必要なかったらしい。

 俺が唱えても、同じ現象が起きて……。

 まるで「ようこそ」と言っているかのように明るくなった本屋に、俺は足を踏み入れた。


――――――――――――


 入ってみると、以前の本屋と比べて、店内の構造はかなり変わっていた。

 まずフロア面積が二倍も三倍もある。どう考えても建物に収まる広さではなく、なるほど「魔法の本屋」だと感心してしまう。

 かつては店の奥にあったレジの場所も異なり、今度は入り口に設置されていた。ちょうど銭湯の番台みたいに、少し高いところに店の者が座っているのだが……。

「いらっしゃい」

 と挨拶してきたその店員は、全身がピンク色。等身大のクマのぬいぐるみだった。

 店の広さという時点で既に「魔法」という非日常を実感させられており、ぬいぐるみ店員にも驚くべきではないのだが……。

 思わず俺は、ぬいぐるみ店員に尋ねてしまう。

「それって、着ぐるみじゃないんですよね?」

「おや? あなたは……」

 店員はこちらの質問に答える前に、ぬいぐるみ特有のつぶらな瞳をいっそう丸くして、俺の顔を覗き込んできた。

「……なるほど。このお店が初めてどころか、一般人なのですね!」

 面白いものを見つけた、と言わんばかりの口調に変わる。

 続いてクルリと背中を向けて、そこにあるファスナーを見せつけてきた。

 ファスナーがあるならば、ぬいぐるみではなく着ぐるみだったのか。俺は納得すると同時に「ごくごく常識的な存在だったのか」という失望も感じたが……。

「どうぞ、そこから手を突っ込んで確認してください。中の人なんていませんから」


 言われた通り試してみると、確かに中には誰も入っていなかった。子供の頃に遊んで壊したぬいぐるみ同様、白い綿みたいな化学繊維が、ぐちゃぐちゃと詰まっているだけ。

「納得できましたか?」

 ぬいぐるみの言葉に無言で頷きながら、俺は店内を見回していた。自覚はないものの、おそらく不思議そうな表情をしていたのだろう。

「なるほど。次はこの店について教えてもらいたい、という顔をしていますね。ならば教えてあげましょう!」

 どうやら話し好きなぬいぐるみらしく、店員は説明を始める。

 それによると……。


 ここは真夜中だけ営業している本屋であり、ごくまれに俺のような一般人が紛れ込むこともあるが、基本的な利用客は魔法使いや人外の生き物たちばかり。

 俺が知らなかっただけで、魔法が使える人間は世の中に結構いるらしく、そうした魔法使いにしか見えない「人外の生き物」もたくさん存在しているそうだ。

「協会が把握している統計によれば、人類の約三パーセントが魔法使いだそうですよ」

 という話だから驚きだ。

 確か、俺が通う大学には数千人の学生がいるはず。そこに「約三パーセント」を当てはめるならば、百人以上は魔法使いが在籍していることになるではないか!

「こちら側の世界へようこそ。こうしてうちの店を訪れたのも何かの縁です。あなたも今後は、こちら側の世界と関わるようになるでしょうね」

 店員はそう言いながら、もふもふしたぬいぐるみの顔にニヤリと笑みを浮かべた。


――――――――――――


 それから少しの間、店内を見て回ったけれど、残念ながら俺には読めない本ばかりだった。魔法使いには魔法使い向けの、人外たちには人外たち向けの、それぞれ専用言語が用意されているらしい。

 翻訳のための文法書や辞書も置いてあったが、わざわざ購入するほどの興味もなく……。

 適当に挿絵や写真の多い書物をパラパラとめくっただけで、魔法の本屋を後にした。

 ぬいぐるみ店員の「また来てくださいね」という挨拶を背に受けながら。


 店を出た俺は、振り返りもせず、すぐにスタスタと歩き出す。

 店内では非日常感の雰囲気に飲まれてしまい、普通に過ごしてしまったけれど、いざ外に出た途端、意識が日常に戻ってきたのだ。

 そうなると「あれは俺が足を踏み入れるべき世界ではない」という危機感を覚えて、あの場所から早く離れたくなったのだが……。

 そんな俺に対して、後ろから声をかけてくる者がいた。

「見つけたわよ、タカヒロ!」


 若い女性の声だった。

 周りに誰もいない以上、俺に対する呼びかけなのだろう。しかし俺のフルネームは剛田ごうだ健介けんすけであり、名字も下の名前もタカヒロではない。

 人違いだと告げるために俺が振り向こうとしたのと、女性が叫んだのは同時だった。

「我が恨みを思い知りなさい! これぞ秘術『アンラッキー7の呪い』よ!」

 振り返った俺が目にしたのは、こちらに右手の人差し指を向けている女性。

「えっ、別人……!?」

 彼女が驚いているのも聞こえたが、俺が知覚できたのはそこまで。

 フッと意識が遠くなり、俺はその場に倒れ込むのだった。


――――――――――――


「だって後ろ姿が似ていたし、暗くてよく見えなかったし……。それにほら、このお店から出たんだから、普通は魔法使いのはずでしょう? この近くに住んでる若い男の魔法使いなんてタカヒロしかいない、って思って……」

 意識を取り戻して最初に聞こえてきたのは、女性の話し声だった。

 目を開けると、暗い夜空ではなく明るい室内の天井が視界に入る。俺は見知らぬ一室に寝かされていたらしい。

「ここは……?」

「おや、気がついたようですね」

 今度は女性ではなく、ピンクのぬいぐるみの声だった。

「まだ体が痺れているでしょう? なにしろ間近まぢかで呪いを食らったのですからねえ。もう少し横になっていた方がいいですよ」

「ごめんなさい。うっかり間違って、人違いで魔法かけちゃって……」

 そちらに顔を向けると、申し訳なさそうな若い女性の姿が見えてくる。

 こうして明るい照明の下で見れば、艶やかな長い黒髪が美しく、丸っこい顔立ちが可愛らしい。俺と同い年くらいの女の子だった。


「紹介しましょう。彼女は真森まもり優子ゆうこさん。うちの常連客の一人です」

「初めまして、真森です。私は……」

 ぬいぐるみに促されて、彼女が自己紹介を始める。

 既に俺に被害を与えておいて、今更「初めまして」もないだろう。そう思いながらも口には出さず、黙って彼女の話に耳を傾けると……。


 学部こそ違うものの、真森優子も俺と同じ大学で、しかも同学年だった。ただし普通の大学生ではなく、魔法使いの一人だという。

 つい先日、それまで三ヶ月交際していた彼氏にフラれたばかり。「フラれた」というより「捨てられた」という表現が相応しいような酷い別れ方であり、彼女としてはそれが許せなかった。

 これで相手が一般人ならばグッと我慢するつもりだったが、彼も同じ魔法使い。ならば魔法で恨みを晴らしてやろう、と思い立ち……。

「頑張って習得したのが『アンラッキー7の呪い』でした」


 アンラッキー7の呪い。

 俺が意識を失う直前にも聞いた言葉だ。

 7を幸運の数字と考えるのがラッキー7だから、アンラッキー7はその逆。ならば7という数字に出くわすたびに不幸な目にあう……みたいな話かと思いきや、そんな複雑なものではないらしい。ただ単純に「毎日七つの不幸に見舞われる」という呪いだそうだ。

「たぶん命に関わるほどの不幸ではないはずですけど……」

 真森優子は自信なさそうに、ぬいぐるみ店員の方へ視線を向ける。

 ピンクのぬいぐるみは、微笑みながら頷いていた。

「呪いの大きさは術者の力量に応じますからね。まだまだ優子さんは失敗も多い未熟者で、『いいわけの魔女』という二つ名で呼ばれるほど。ならばバナナの皮で滑って転ぶとか、鳩のフンが落ちてくるとか、おそらくその程度でしょう」


 真森優子が「アンラッキー7の呪い」を学ぶ際に使ったのは、この本屋で買った書物であり、ぬいぐるみ店員が勧めたもの。

 だからピンクのぬいぐるみも少しは責任を感じているらしく、こうして俺を介抱する場所として、本屋の事務所を提供しているのだった。

「それはありがたいですけど……。それより、その『アンラッキー7の呪い』とやらを解いてくれませんか? 『バナナの皮で滑って転ぶとか、鳩のフンが落ちてくるとか、その程度』って言いますけど、俺にとってはその程度でも迷惑ですから!」

 俺は当然の要求をつきつけるが、ぬいぐるみ店員は苦笑いしながら、そして真森優子は悲しそうな顔で、二人揃って首を横に振る。

「ごめんなさい。私の力では、まだ解呪までは出来なくて……」

「先ほども申し上げた通り、優子さんは未熟な魔法使いですからねえ。とはいえ、このまま何もしないのは無責任ですから……」

 ニヤリと笑いながら、ピンクのぬいぐるみは言葉を続けた。

「……解呪をマスターするまでの間、優子さんが健介さんを魔法で守るしかないですね。なるべく健介さんに付きっきりで」

「えっ!?」


 俺も彼女も最初は驚いたものの、真森優子は少し考えただけで、ぬいぐるみの提案をあっさり受け入れた。

 彼女がかけた呪いの効果を最小限にするボディーガードとして最適なのは、術者である彼女自身。それが魔法使いの世界の理屈なのだろう。

 ただし二人は学部が違うから授業も異なり、一緒に行動できるのは大学が終わってからとなり……。


――――――――――――


「遅れてごめんなさい、健介さん。教室を出ようとしたところで友だちに声をかけられて、少し話し込んじゃって……」

「いや、そんなに『遅れた』ってほどじゃないから。それより、本当にいいの? 俺が映画を観に行きたいだけなのに、わざわざ付き合ってもらっちゃって……」

「大丈夫です、どうぞ健介さんのしたいように! 私も無理なことは無理って言いますし、でも出来る限り付き合いますから。ばっちり守ってみせますからね」

 真森優子は胸を張ってみせる。魔法使いとしての責務を果たすのだ、と意気込んでいるようだ。

 しかし女性が胸を張れば、自然とバストを強調する格好になり、男の俺から見ると、彼女が女であることを改めて意識してしまう。

 同い年の可愛らしい女の子と二人で映画を観に行く。これでは、まるでデートではないか。


 そんなことを思いながら映画館に着くと、予約していた座席にトラブル発生。映画館側の手違いで、こちらが指定していた場所よりも二列後ろの席になってしまうという。

「これが今日の不幸のひとつでしょうね。こういうのが起きないよう、私がいるはずなのに……」

「『ダブルブッキングで席がなかった』じゃなく『席が違う』程度なら、たいした不幸じゃないよ。ほら、これこそ優子さんが一緒にいるおかげで、不幸の程度が弱くなったんじゃないかな?」

「そう言ってもらえると、ありがたいですけど……」

 いざ席に着いてみると、そこはいわゆるカップルシートだった。

「なんだか私たち、場違いですね。この気恥ずかしさも、不幸のうちなのかな……?」

「いやいや。もしも俺だけだったら、男一人でカップルシートなんて、もっと恥ずかしかったはず。でも優子さんと一緒なら、はたから見ても不自然じゃない。これこそ優子さんの存在に守られた、ってことだよ」

「健介さん、それ本気で思ってます? ちょっとこじつけっぽく聞こえますよ?」


 映画の上映中は「アンラッキー7の呪い」らしきものも発生せず、映画館を出た後は帰宅。一緒に食事するだけでなく、彼女は俺の部屋に泊まり込む。

「寝ている時は無防備ですからね。大きな不幸に見舞われたら大変だから、そういう時こそ私がそばにいて、呪いの力を弱めないと!」

 と真森優子が言うので、彼女の言葉に甘える格好だった。

 もちろん、あくまでも「一緒の部屋」というだけであり「一緒のベッド」ではない。彼女の方にそんな気持ちはないし、俺も強引に女性を襲うような男ではないので、ただ平和に眠るだけだった。


――――――――――――


 この日は映画だったが、場合によっては買い物だったり、少し遠くまで遊びに行ったり。あるいは、部屋で勉強という時もある。

 このように、とにかく毎日、俺は真森優子と過ごすようになった。

 知り合った経緯を考えれば、元彼に魔法で呪いをかけようとするほど気性の激しい女に思えたが、俺と一緒にいる時の彼女はまるで別人。

 あれは元彼がよほど酷い男だった上に、相手も魔法使いだから、彼女の対応も特別になったのだろう。

 本来の真森優子は、大人しくて気立ての優しい女の子だった。ちょっと何か失敗した時にいいわけの多いのが玉に瑕だし、それを鬱陶しいと感じる者もいるかもしれないが、俺から見れば許容範囲内。

 俺にとっての真森優子は、毎日長々と同じ時間を共有しても居心地のよい相手であり……。


 そして「アンラッキー7の呪い」を受けてから三ヶ月。まだ俺は一度もバナナの皮で滑っていないし、鳩のフンを浴びてもいない。どうやら本当に、真森優子の存在に守られているようだ。

 それどころか、最近は夜もぐっすり寝られるようになり、深夜の散歩癖もなくなった。

 一人暮らしで悪くなった寝つきが、部屋に誰かいるだけで改善されたのだから……。

 自分で思っていた以上に、俺は案外、寂しがり屋だったらしい。




(完)

   

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筋肉自慢の男が深夜の散歩中に見つけた本屋に入ると、ぐちゃぐちゃと綿の詰まったぬいぐるみが店員だった。その本屋を出た直後「いいわけの魔女」から「アンラッキー7の呪い」をかけられる。 烏川 ハル @haru_karasugawa

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