小学四年生の女の子が、ホワイトデーの前日に悩んでいた将来のこと。

 作品概要には「ホワイトデーの前日、悩んでいるらしい娘の菜々に母親は尋ねる」と書いてあるので、バレンタインデーのお返しに何が返ってくるのか気にしているのかなと思っていたのですが、悩んでいたのは将来のことでした。

 主人公は小学四年生の女の子、西松菜々(にしまつなな)ちゃん。そして菜々ちゃんの好きな人と言うのが、幼馴染の荒城瑛人(あらきえいと)くん。
 二人はこの年でお互いのことを好き合っていて、将来結婚することも視野に入れています。しかし菜々ちゃんにはこの結婚に、どうしても気になることが……。

 777文字の短いなかに、「些細なことだけれども、それで悩む人もいるよね」と思えるお話があります。きっと読んだら、小学四年生の可愛らしい悩みにほっこりすることでしょう。
 気になった方は読んでみてはいかがでしょうか。

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