遍歴職人のイェルクと悪魔のティルの珍道中に、ルターの宗教改革の力強い足音と異端裁判の不穏な足音が絶妙にからむ良作です。
読んでくれてありがとう 小説はすべてカクヨムオンリーです (注)『額の十字架』のみ、pixivにも投稿
時は十と六世紀グーテンベルグの偉業をもって一世風靡のマルティン・ルター地元の言葉で読みやすい聖書を広めて西東それまで娯楽も知らなんだ農民たちでも手に取れる「他にゃあ読めるもンも無し…続きを読む
価値観が大きく揺らぐ時代、その一因ともなっている「印刷」の世界を舞台に、主人公と、相棒の「悪魔」が旅をする。そんな物語が、緻密に、生き生きと描かれている……これは面白くないわけがないですよね?
この作品は、15世紀半ばころに登場し印刷の革命を起こした「活版印刷」を題材にした作品です。 活版印刷を行うためには、まず合金の活字を並べ文章を組むのですが、このお話の中では印刷工房に住む悪魔が…続きを読む
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