味わいと風味は読み手次第?

なんとなく手に取り、読んでみました。
そして、抱いた感想は表題のとおり。

これは、読み手次第で”味”や”風味”が変わる小説ですね。

タイトルの柔らかさから想像ないし期待したイメージはそのままに。
でも、時折「ん?」と妙な引掛りをおぼえる印象。。。

それは決してマイナスな意味合いではなく、不穏な? 異質な? 匂いが漂うような「なにやらただならぬ雰囲気」的なものを感じました。


流し読みだったり、サラッと読んだだけでは掴み取れないかもしれません。
ふと湧いた「ん?」という感覚を研ぎ澄ましてじっくり読んでみるとジワジワと見えてくるのかな~と思いました次第。

書かれてはいないし、もしかしたら作者さまも意図していないかもしれないですが、こう言葉の裏に隠されていそうな事柄を読み手側で妄想する、深読みする、そんな余白が残された作品です。

皆さんもぜひご一読を。




 

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