Q.あなたが文芸部に入部した理由は?
一初ゆずこ
A.あの子が、文芸部に所属していたから
本屋で初めて小説を購入したのは、小学五年生のときだった。
クラスメイトの友達が、教室で本を読み始めたことがきっかけだった。声を掛けるのが
「この小説、すごく面白いんだよ!」
見せられた小説は、はやみねかおる先生の『消える
この物語との
読んだ当時は年上だった主人公・
翌日、図書室に次の本を借りに行ったけれど、あいにく全て貸出中だった。友達と私以外にも、あのシリーズの面白さを知っている子どもが大勢いることを、スカスカの本棚が教えてくれた。本が返却される日まで待てなかった私は、本屋で初めて漫画以外の本を買うために、青い鳥文庫の
そのとき買った本は、シリーズ二作目の『
しかし、ここで
中学一年生のときに、私はクラスメイトから強く
「ちょっと怖いけど、すごく面白いから読んでみて!」
結論から言うと、ちょっとどころではないくらいに怖かった。電撃文庫から刊行されていた
あまりの
『Missing』は、
そして、この『Missing』に出てくる
大好きになった彼女と、彼らと、同じ部活に入りたい。
しかし、またしても
ともあれ、長編小説を部誌で連載したり、仲間と一緒に絵も描いたり……楽しい文芸部ライフを
本屋のお客さんの中には、心に決めた一冊を求めて、小学生と中学生だった頃の私のように、わくわくしながら来店した人がいるかもしれない。
本屋は、たくさんの人たちの夢と憧れが交差する、とても素敵な場所だと思う。
Q.あなたが文芸部に入部した理由は? 一初ゆずこ @yuzuko
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