理解の向こうで、触れるように

幻想的で、幻惑的。個人的にはむしろ詩や歌詞(端的に洋楽的)の感覚に近い読後感で。
掌編としてオチを楽しむのでしたら、小見出し「旧作」から開かれるといいかも。
連作「十二の月虹」は、折に触れてまた触れたいと思わせる怪作でした。