いつの間にか笑いニヤニヤしキュン! となる! ……これは、たまらない。

 このお話は、英雄たちとある家政婦のお話。

 主人公は家政婦のミレーヌ。
 けれど、悲劇が重なり、無職に。

 悲劇は運命の始まりだったのか。
 転職が決まったと思えば、祖母、サリの同居まで可能になった。

 そこで、ミレーヌは激闘する。肉体的な、ではなく、心理的なバトルの開始。いや、本人にその気はまったくないが、そのやりとりがおもしろく、笑ってしまう。

 そうなると、もうツボ。
 読みながらニヤニヤしてしまう。
 とっても幸せな気持ちでどんどん読んでいける。



 個人的に好きな表現は、ミレーヌとサリが動物に例えられること。愛くるしくてたまらないのが伝わってくる。

 更に好きな部分は、サリの存在。
 私自身がおばあちゃん子だからだろうが、『祖母』という存在が身近にいてくれる安心さ。
 この安心を伝えてくれる役回りと出番が最高。



 さて、ひとつ言っておくことが。

 実は、この作品、別のサイトで私は最後まで拝読しています。
 このサイトに転載してくださることになって、またこの作品を初めから読み直したいなと思うくらいに好きです。

 幸せな気持ちになりたい人に『是非!』とお勧めしたい一作です。