鳴く

月明かりの下、二匹のノラネコが傷を舐めあっている――

そんな光景が浮かびました。

このまま依存になってもお互いが抱える問題は何一つ解決しないのに、それでも求めてしまいたくなる切なさと哀れさ。

介護という生産的ではない背景を持ちながら、結婚を前提としない非生産的な関係を持とうとしているふたり。

彼の(現在の)状況が書かれていないので、想像するしかありませんが、(想像を働かせると)とても大きなやりきれなさの渦に巻かれてしまいます。

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