小さな冒険はいつまでも思い出

四人の小学生がかくれんぼで遊んでいた時、悠斗(はると)はある穴に隠れていた時、そこには不思議なビー玉がありました。友人と遊び終えるまでビー玉を持っていた彼は、家帰ってビー玉を光に当てて覗いてみると。

【これ! こわっぱ!! 眩しいではないか】

と悠斗の頭の中に響くのです。なんど、ビー玉の中には天狗が封じられていました。おばあちゃんを頼って天狗について聞こうとすると、その天狗は地元でも祭りになるほど伝えられているカラス天狗さまらしいのです。
天狗の力は弱まっているらしく、悠斗に元の姿に戻してほしいことを頼みます。
天狗の頼みは一人ではうまくいかず、おばあちゃんのみならず、友人の蓮と智生と隆之介にも協力してほしいと頼むと快く協力してくれました。
危険ではないけれど、ホッコリしてドキドキするようなお話。
天狗の力を取り戻していく小さな冒険が始まります。

小学生の頃の夏休みの指定図書にしてほしかったなと思うぐらいの作品です。読んでいて懐かしさを感じつつ、そして彼らの小さな冒険に羨ましさとドキドキを感じます。小さい頃に戻って、彼らと一緒に小さな冒険してみたかった。
子供たちにもおすすめできる作品です。一読してみてはいかがでしょうか?

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