6.Reiselied(旅の歌)
"Reiselied "
Der Herbstwind rüttelt die Bäume,
Die Nacht ist feucht und kalt;
Gehüllt im grauen Mantel
Reite ich einsam,einsam im Wald.
Und wie ich reite,so reiten
Mir die Gedanken voraus;
Sie tragen mich leicht und luftig
Nach meiner Liebsten Haus.
Die Hunde bellen,die Diener
Erscheinen mit Kerzengeflirr;
Die Wendeltreppe stürm' ich
Hinauf mit Sporengeklirr.
Im leuchtenden Teppich gemache,
Da ist es so duftig und warm,
Da harret meiner die Holde,
Ich fliege in ihren Arm!
Es säuselt der Wind in den Blättern,
Es spricht der Eichenbaum:
«Was willst Du,törichter Reiter,
Mit Deinem törichten Traum?»
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"旅の歌"
秋風が木々を揺らし
夜はじめじめとして寒い
灰色のマントに包まれて
私は森でひとりぼっち、ひとりぼっちで馬に乗る
そしてどれほどか乗って、こんなにも乗って
私は考え進める
軽やかに風通しのよい方へと運ばれる
私の愛する人の家の方へ
番犬が吠え、召使いが
蝋燭の灯りとともに現れる
螺旋階段を私は駆け上がる
ギシギシとした音をたてて上へ
輝くような絨毯が敷かれた中
そこはとても香ばしく暖かい
そこではその持ち主が私を待っている
私は彼女の腕に飛び込もう!
風で木の葉がざわざわと音を立てる
樫の木は話しかける
「なんてことを望んでいるのか、愚かな騎手よ
お前の愚かな夢とともに」
※Komponist;Jakob Ludwig Felix Mendelssohn
(作曲家;ヤーコプ・ルートヴィヒ・フェーリクス・メンデルスゾーン)
※Dichter;Heinrich Heine(詩人;ハインリヒ・ハイネ)
6 Songs Op.34 : VI Reiselied
https://www.youtube.com/watch?v=Ve7bdUIRcjI
ドイツリート”Deutsches Lied”の詩趣 中澤京華 @endlessletter
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