えぐみのある悪役令嬢の解釈。

主人公はいわゆる悪役令嬢。ドリー。
彼女に突如「エリカ」が乗り移る。エリカは彼女の行く末を知っており、自らの言う通りに行動しなければ意中の相手とは結ばれないと語る……。

悪役令嬢ものをあまり読んだことがないのですが、ラスト付近に真実が淡々と語られ「エリカ」についても少しずつ明かされる雰囲気がなかなか精神に来ます。
ネタバレになるので伏せますが、誰かに人格が乗り移るって発想、現実的にを突き詰めるとこうなるよな〜ってなります。
ラスト、果たしてそれはハッピーエンドかバッドエンドか。それはドリーにとってか、もしくはエリカにとってか。
読んでみるとなかなかに解釈の分かれる作品となっています。